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松本准教授が文部科学大臣表彰を受賞しました

2014.04.07  


 平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において、本学、松本泰典准教授 (地域連携機構)が科学技術賞(技術部門)を下記のとおり受賞いたしました。

科学技術賞【技術部門】
 中小企業、地場産業等において、地域経済の発展に寄与する優れた技術を開発した者を対象として表彰

受賞業績名:「低塩分濃度スラリーアイス製造装置の研究開発」

受賞者
  公立大学法人高知工科大学 地域連携機構准教授 松本泰典 
  株式会社泉井鐵工所 技術部次長 岩川三和 
  株式会社泉井鐵工所 スラリーアイス事業部次長 北村和之 

概要
 従来のスラリーアイス製造装置は、海水(塩分濃度3.4~3.5wt%)を用いて製造することを目的とした技術である。このため、塩分濃度と凝固点降下の関係から、従来のスラリーアイスに生鮮魚介類を浸漬させると、その多くの魚種が凍結してしまう。これを回避するため、スラリーアイスに水を混入することで温度を調整する方法があるものの、塩分濃度と氷充填率の制御が困難となり、目標のスラリーアイスを製造することが難しい。
 本開発では、生鮮魚介類が凍結しない出来るだけ低温のスラリーアイスを製造することが可能な装置開発に取り組み、伝熱面に氷膜を形成させ連続的に削り取る方式にて、-1℃以上すなわち塩分濃度1.0wt%以下の希釈海水または塩水溶液からスラリーアイスを製造する技術を確立した。
 本開発により、国内の生鮮魚介類の品質向上やブランド化の創出に活用される他、農産物の新たな保存法や液状食品の品質を保持した濃縮技術となる凍結濃縮システムの開発へと展開している。
 本成果は、生鮮魚介類の漁獲から消費者に提供されるまでに関連する業界で使用され、水産業では魚価の向上、流通業では競争力強化の具体化に寄与している。

科学技術分野の文部科学大臣表彰
科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする(文部科学省HPより)


【関連リンク】
平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について



(写真)                    
左から:松本准教授、佐久間学長、泉井社長、北村氏






4月30日(水) 高知県庁を訪問し、尾﨑正直知事に受賞報告をいたしました。