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世界初! 杉本教授が、3HTと塩化鉄の酸化重合系反応機構を解明しました

2015.07.07  

 本学 環境理工学群の 杉本 隆一 教授と西郷 和彦 元教授が、九州大学の研究グループと共同で、九州大学のビームラインを使用したX線吸収微細構造(XAFS)の測定により、酸化重合の反応機構を、世界で初めて明らかにしました。

 本研究では、安価な塩化鉄を反応に用いた場合、溶媒を選択することでそれらが触媒作用を示すことを見出しました。本作用の発見は、反応に添加する化学種の量を著しく減らすことができるため、低コストでの製造プロセスには必要不可欠です。さらに、明らかにした反応機構を分子設計にフィードバックすることで、塩化鉄を用いた酸化重合では、これまでに達成できていない分子構造が抑制された、ポリ 3-ヘキシルチオフェン(P3HT)の合成が可能になることが期待されます。

 これらの観点から、本研究は学術的のみならず、有機ELや有機太陽電池への応用等、工業的、さらに社会経済にも大きく貢献するものと思われます。