産官学連携事業 : 高知工科大学

高知工科大学

産官学連携事業

地域活性化の産業政策から産業づくりの産業政策への挑戦

社会連携センター 松﨑 了三 教授
高知県幡多郡黒潮町/株式会社黒潮町缶詰製作所

photo黒潮町では、過去10年で市町村総生産の20%減少、市町村総生産の震災前過疎の兆候などがみられるなか、若者が地元で働ける場を増やすため、新産業創造プロジェクトを産学官連携で進めている。
その第一弾として、「毎日食べたい非常食」をキーワードとした缶詰商品「34M」(ツナグ×デキルWE CAN PROJECT)をプロモート、平成26年3月 黒潮町缶詰製作所が設立に至った。
大学はプロジェクトプロデューサー及びプロジェクトマネージャーとしての役割を担い、黒潮町の特性を活かした産業開発に取り組み、利益確保や拡大再生産による雇用拡大を目指している。


 

株式会社グリーン・エネルギー研究所設立

社会連携センター 永野 正展 教授
経済・マネジメント学群/社会マネジメントシステム研究センター 那須 清吾 教授

photo平成24年7月、永野教授、那須教授を代表者とする株式会社グリーンエネルギー研究所が設立。
地域の未利用資源活用による再生可能なエネルギー資源を用いて、電気・木質燃料(個体・液体・紛体等)の生産及び販売事業を通じ「地域経済・産業への貢献」「環境保全への貢献」を図り、地域社会の持続的発展を推進する。
主な事業として、木質ペレット燃料製造事業(事業規模:5,000~15,000t/年生産)、木質バイオマス発電事業(事業規模:6,500kW(内発電所内使用700kW))に取り組む。


 

高知県の産学官連携産業創出研究推進事業

球状多孔質無機酸化物ナノ粒子の大量合成技術開発及び実用化研究

環境理工学群 小廣 和哉 教授
宇治電化学工業株式会社

photo高知工科大学では、ナノメートルサイズ(1/10000 mm)の球状多孔質無機酸化物粒子の単純かつ迅速合成技術を開発した。
この技術は、①単工程・ワンポット合成技術であること、②短時間反応であること(数分~1時間)、③粒径分布に優れていること、④様々な無機酸化物をほぼ完全な球状多孔質ナノ粒子として合成できること、⑤入手容易な原料物質から合成でき、また設備環境もシンプルであること、など他に類を見ない優れた特徴を有する。得られたナノ粒子は、化学触媒、光触媒、色材、遺伝子・薬物送達剤、徐放剤、研磨剤等の様々な実用展開が期待される。
そこで、このナノ粒子の実用化に不可欠な大量合成を目的に、連続合成反応装置のパイロットプラントの共同開発と実証を行う。
小廣教授の研究室のホームページ


 

懸濁結晶法による凍結濃縮システムの開発

連携研究センターものづくり先端技術研究室 松本 泰典 准教授
株式会社垣内/高知工業高等専門学校/高知県工業技術センター/光電設株式会社

photo1次加工の際に液状食品の品質を向上させるため、農水産物に含有する特有の味や香りを損なわず濃縮するシステム(スラリーアイス製造装置技術※を基にした凍結濃縮装置)を開発中。経済産業省平成24年度戦略的基盤技術高度化支援事業に採択。
※「低塩分濃度スラリーアイス製造装置の研究開発」は、株式会社泉井鐵工所とともに平成26年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞


 

外国人観光客向け案内アプリ“Cavigator”の開発

情報学群学生グループ「Cloud 9」

photo龍河洞保存会から外国人観光客対応について依頼を受け、情報学群高田喜朗准教授の授業の一環として、8名の学生グループ「Cloud 9」が研究開発した。
完成したのは、Android端末用アプリ「Cavigator(キャビゲーター)」。龍河洞内33か所の案内ポイントの写真に加え、英語、北京語、台湾語、韓国語での文字表記や本学の外国人留学生がナレーションを務めた音声で鍾乳石の成り立ちなどを説明するもので、龍河洞で急増している外国人観光客に対してよりよい情報提供が可能となった。


 

道の駅「ビオスおおがた」との連携

経済・マネジメント学群 顧客価値創造プロセス研究室(永島 正康 准教授)
国土交通省中村河川国道事務所/黒潮町役場産業推進室

photo道の駅を舞台にした観光商品開発や地場産品を活かした商品開発等、連携企画型実習を実施。
この取り組みは、本学と「道の駅」の交流・連携の一環として取り組まれるもので、顧客価値創造プロセス研究室の学生と道の駅「ビオス おおがた(幡多郡黒潮町浮鞭)」が連携して、ツアー商品の企画立案等を行う。
今後は、「道の駅」を中心に観光振興や地域振興を学ぶ学生の課外活動、インターンシップの場として活用されることも期待される。