 |
サマン山脈と断層
デデリエ洞窟のあるワディ・デデリエ一帯の景観。アフリン盆地とサマン山脈の間を一線をもって画しているのが南北に走る横ずれ断層である。それが原因となって生成した断層崖を侵食してワディ谷が東西に走っている。デデリエ洞窟はワディ・デデリエの約500メートル上流の左岸にある。矢印はデデリエ洞窟の入口を示す。 |
 |
サマン山脈(遠景)とアフリン谷のQTVRパノラマ
QTVRパノラマはQuickTime Player でご覧いただけます。
|
 |
サマン山脈とアフリン谷のQTVRパノラマ
|
 |
ワディ・ハッサンのQTVRパノラマ
|
 |
ワディ・デデリエとデデリエ洞窟
洞窟は、ワディに向けて開口する入口と洞窟の奥に開くチムニー(煙突)の二つの入口を持つ。最初の入口はワディ底から60メートルの位置にあり、そのさらに10メートル上ったところに第2の出入口、チムニーが開いている。洞窟一帯は、現在、植生はほとんどみられない。 |
 |
デデリエ洞窟の内部
洞窟は巨大である。入口部分は幅15メートル、高さ10メートルあり、奥行き60メートル、奥部屋の間口は40メートル、天井の高さは10メートルである。ネアンデルタールの見つかった場所は洞窟の奥壁に近い部分である。 |
 |
デデリエ洞窟内部、発掘現場のQTVRパノラマ
|
 |
チムニー
洞窟の最奥部の天井は長いあいだ侵食されて大きく穴が開いている。それをチムニーと呼んでいる。チムニーは、洞窟の住人にとって、出入り口であり明かり取りであった。 |
 |
チムニーから発掘現場を望む
第1号埋葬人骨は、発掘場所のほぼ中央部、グリーンのシートで発見された。 |
 |
デデリエ洞窟内部のQTVRパノラマ
|
 |
デデリエ・ネアンデルタールの世界
デデリエ洞窟からアフリンの谷を望む。アフリン谷は、アフリカで生まれた初期人類たちがユーラシア大陸各地に移り住んでいった際に使った最古の回廊の北端にあたっている。 |
 |
デデリエ洞窟から見た現在のアフリン谷
アフリン谷は、トルコのアナトリア高原から流れるアフリン川で潤うシリア有数の穀倉地帯である。アフリカ生まれの初期人類たちはこの地を通ってユーラシア各地へと移り住んでいった。 |
 |
死海地溝帯ガーブ谷付近のQTVRパノラマ
|