- 講師
- 永森 広幸先生(南海王将)
- 講演内容
-
- 将棋の歴史・文化
- 起源はインド
- 西洋ではチェスとして、東洋では将棋、囲碁、中国将棋、シャンチーとして定着。将棋とチェスは兄弟関係、将棋と囲碁は親戚関係にある。
- 日本では、平安室町時代に定着し、江戸時代には"城将棋"として盛んになる。600題が作られた。羽生名人が、この内の100題を解くのに5〜6年かかった。
- 将棋のルール解説
- 将棋とチェスとの関係
- チェスの手数:10の6乗手
- 将棋の手数 :10の120乗手
- 将棋の楽しさ
- 意外性
- 逆転のゲーム
- 自由な発想
- 老若男女無関係に楽しめる
- 駒を取る楽しさ
- 考える楽しみ
- スリルがある
- 自己表現出来る
- 駆け引きがある
- 将棋のミステリー
- ミステリー1:先手必勝か?
オセロ:X、囲碁:○、チェス:△、将棋:?
- ミステリー2:最善の戦術は何か?
- ミステリー3:流行戦法に周期があるか?
- ミステリー4詰め将棋の上限はどこまでか?
- 江戸時代:611手(伊藤少年:煙詰め)
- 昭和30年:800超手
- 昭和57年:900手
- 昭和61年:1525手(橋本コウジ)
- ミステリー5:五角形の駒形の訳は?
- ミステリ−6:取った駒を使うルールは何故考えられたのか?
- 将棋と人生
- 将棋と人生初級者には初級者の人生が、・・・・有段者、高段者までの人生あり。
- 将棋の知恵
- 駒=金ならば、将棋=経済活動
- 駒=人ならば、将棋=経営、政治活動
- 駒=国家ならば、将棋=外交活動
- 駒=言葉ならば、将棋=対話、情報活動
- 学生の感想
-
- 人生は一局の将棋なり。自分の人生に待ったは出来ない。後戻りもできない。今を大切に生きろということだと教えられた。
- 将棋と人生という一見にても似つかぬ2つの事柄を見事結びつけていた。
- 山田にこんな人が居ることに驚いた。
- 将棋を通していろいろな世界観が在ることを知らされた。
- 様々な考え方があり奥が深い。
- 将棋とは、人生であると説いた所に、将棋を人生としたのが面白かった。
- あらためて将棋は深いものだと思い知ったから。
- 全体を見るのが苦手なので勉強になった。
- 将棋を日常生活に置き換わる点に感銘を受けた。
- 楽しかった。
- 将棋の打ち方と人生が関連の在るものだと知って驚いた。私は将棋については駒の動きしか分からないけれど、永森先生の話を聴いて、将棋についてもっと知りたいと思った。
- 学長−永森対決がみられたこと
- 学長が面白かった。
- 将棋は哲学である。
|
 やさしく解説される永森先生
 岡村学長との「投了後」対局
|