あらまし

この科目はチャレンジしたいことを宣言して、達成できればポイントを付与し、所定数に達すると単位取得資格が得られるという科目です。

狙い

大学時代は今までやったことのない有意義なことにチャレンジする絶好の機会です。積極的に未経験の事にチャレンジすることは、学生生活を豊かなものにするだけでなく、卒業後の社会生活をアクティブに送るためにも必要と考えています。そのチャレンジを支援するためにこの科目を設定しました。

対象となるチャレンジ

何がチャレンジとなるかは、個々人でまちまちです。そのためチャレンジに該当するかどうかは面談の上教員が判定いたします。ただし基本的にはチャレンジを促進するため「チャレンジとはこのようなものである」というリストは用意していません。まず自身がチャレンジと思えば遠慮なく教員に相談して下さい。

ネガティブリスト

ただし下記に該当する場合は単位を認定する科目として不適当と考え、申請はできません。この解釈にはいろいろの見方もあり個人差もあるところなので、疑問に感じた場合は遠慮なく教員に相談して下さい。

• 達成に困難性が全く認められない
• 公序良俗に反する
• 本学の学生としての品位を失墜させる
• 明らかな危険が予測される
• 所属学科で履修できる内容である（例：情報システムの学生がＷｅｂサーバを立ち上げる等）
• 日常生活の一場面である（例:運転免許を取得する、きらいなピーマンを食べる等）
• 労働を提供して対価を得る（例：アルバイト等）
• 既存のサークル等に加入して活動する（サークル活動を単位認定することはできません）
• 申請前にすでに達成している

チャレンジのタイプ

チャレンジといってもイメージが浮かばない方は、次のような分類を参考にして自分に合ったチャレンジを考えてみて下さい。

• モノ作り型：今まで作ったことのないものに挑戦して完成させる
• 体験型：耐久レース、マラソンなど困難を伴うことに挑戦して完遂する
• 資格獲得型：今後の学生・社会生活に有意義と考える資格を獲得する
• 調査企画型：いろいろ気づいた課題を調査し報告する、新しい事業の創造を検討しコンテストに応募する
• 地域貢献型：地域の催しに自ら積極的に参加し、地域の発展に貢献する

付与ポイント数の例示

付与するポイントは困難度に応じて決めてゆきます。内容によって大きく変わりますが、運用に際しては「全国工業高校協会」で策定された「ジュニアマイスター顕彰に係わる資格・検定等の区分表」をもとに作成した標準ポイント付与表（資格獲得型）を一つの基準とすることを考えています。

応募から単位申請までの流れ

１．応募票の送付

まずWebにある応募票で必要事項を記入して送付して下さい。折り返し担当教員よりメールをし、今後の手順を説明します。

２．チャレンジ申請書の作成

担当教員と相談の上、申請書を作成します。この中で計画内容や期限を明記します。

３．チャレンジ開始

申請書に沿ってチャレンジを開始して下さい。チャレンジの趣旨から原則として教員は指導や援助は行いません。ただしツール、参考書などで困っているときは担当教員がアドバイスをすることもありますので、連絡して下さい。

４．達成したとき

チャレンジを達成したとき、達成報告書を担当教員へ提出して下さい。提出はチャレンジポイント申請書に記された期限までに出す必要があります。何らかの事情で遅れる場合は、期限より前に教員に相談し指示を仰いで下さい。

５．単位申請書の作成

ポイントが５ポイントたまると、単位申請資格が生じます。申請は直ぐでも、時間を置いてもかまいません。単位申請書を提出することで履修届けを出したとみなされます。なお、本学の年間履修登録数の上限を超える申請はできません。

６．単位の付与

申請に当たって対象となるチャレンジすべてに関するレポートを提出していただきます。このレポート及び達成報告書をもとにシラバスに記した評価方法で成績を付け、Ｃ以上の場合１単位を付与します。

７．単位の申請に関する付記

単位申請に当たっては１０ポイントに達してから初めて申請書を出してもかまいません。この場合達成報告書及びレポートの評価がＣ以上の場合、チャレンジポイント１、チャレンジポイント２の２科目とも同じ成績が付与され、合計２単位が付与されます。また最初１単位だけ申請をしチャレンジポイント１の科目の単位が認められた場合、その後さらにポイントを積み重ね合計１０ポイント（すでに単位申請したポイントを含む）に達すると、チャレンジポイント２の単位申請が可能となります。この場合、あらためて全チャレンジのレポートを提出していただきますが、このレポートによる成績はチャレンジポイント２の科目のみの成績となります。