最近の就職環境

企業調査の結果をもとに、
就職環境を確認しておきましょう。

01企業の採用意欲は回復傾向

「COVID-19」の流行によって空前の売り手市場から転換した新卒採用市場が回復の兆しを見せています。株式会社ディスコが2023年卒の採用見込みについて調査すると「2022年卒並みの見込み」が6割に上り(60.8%)、「増える見込み」(10.3%)を合わせて7割の企業が2022年以上の採用人数を予定していました。

ただし、企業の採用意欲が旺盛であることと、学生個人が希望通りに就職できるかは別のことです。企業は採用人数を充足するだけでなく、求める人材を採用したいと考えています。職業観の醸成や就職へのしっかりとした準備を行う学生と、準備不足の学生との二極化が進むことは間違いないでしょう。こうした先行き不透明な時こそしっかりと情報をキャッチし、自分を見つめ直して就職活動に臨みましょう。

2023年3月卒業予定者の採用人数見込み

02早期化する就職活動

2023年春に入社する大学生の就職活動については政府が定めたルールにより、採用広報の開始が3月1日、選考活動開始は6月1日となりました。2022年までのルールを維持するということです。

しかし、このルールに強制力はなく、活動の早期化は避けられないものとみられています。企業にとっては優れた人材の確保もまた競争であり、他社に後れをとるわけにはいかないといった実情があるのです。

実際、株式会社ディスコが行った企業調査では2022年3月卒業見込者の採用について3月に面接を開始した企業が最多。6月以降と回答した企業はわずかに8.7%でした。なかには2月以前から開始した企業もあります。

大切なことは、ルールへの配慮はあっても企業の採用活動は各社の方針によって行われるということです。自分の志望する企業がどのようなスケジュールで採用活動を行うのか情報収集して活動する必要があります。

2022年3月卒業見込者の面接時期

03オンライン利用の加速

会社説明会や面接でも、オンラインの利用が高まっています。調査ではWEBセミナーを実施した企業は9割近く、WEB面接を実施した企業も8割を超えました。感染症対策のほか、「スケジュール調整のしやすさ」や「交通費の削減」などのメリットがあります。ただし、通信環境や機器の準備が必要など気をつけるポイントがありますので、しっかり準備しておきましょう。

WEB面接実施状況(2022年3月卒業見込者の採用)

04多様化する企業の採用手法

企業は、「インターンシップの実施・見直し」や「採用活動のオンライン化」など、学生との接点を拡大する採用手法を模索しています。就職情報サイトや大学の求人票に加えて、自社サイトやSNSを通じて学生に情報を発信し、コンタクトを取る「ダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)」などを行う企業があります。

また近年は「ジョブ型採用」を進展させるなど採用に関する考え方を大きく転換する企業もあります。志望企業がどのような採用方針で活動しているか、しっかりと確認するようにしましょう。

2023年卒採用で注力したいこと

05理系学生の就職の傾向

2022年3月卒業見込みの理系学生は、多くが自由応募、または自由応募と推薦の両方で活動しています。どちらが良いかは志望する企業によっても異なりますが、積極的に情報収集して活動方針を決めていくことが大切です。理系学生には、メーカーはもちろん、商社や金融など多彩な業界の企業から採用ニーズがあります。自分の志向を確かめながら、視野を広く持って企業や仕事を研究しましょう。

理系学生の就職活動の進め方

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