戻る
タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?人文・社会科学等科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 Technical Reading 
担当教員 長崎 政浩 
対象学年 3年  クラス 学部:人社001 
講義室 A105  開講学期 2学期 
曜日・時限 木5  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】

本講座は、基礎的な英文読解力を身につけていて、科学分野の読み物や簡単な論文に目を通したことがあり、これから、より高度な読解力を身につけたい学生を対象とする。したがって、受講生は、2年次にScience Reading 1,2を受講していることが望ましい。また、将来、英文を読んだり、英語を使うことが求められる職業を目指している生徒も積極的に受講してほしい。
将来、学術論文や雑誌のより専門的な英文を読みこなせるようになるためには、基礎的な読解力に加えて、英文を効果的に読むためのスキルやストラテジーを身につけておく必要がある。本講座では、単に英文の意味を理解するだけでなく、より主体的に、より効果的に英文を読み取るための、様々な方法を身につけることを目的とする。科学技術分野の英語は、基本的に文化の違いの影響をあまり受けず、曖昧さが最大限に抑えられたものなので、論理的思考力を磨くのにも適しており、日本語で論文などを書く場合にも役立つはずである。
 
授業の詳細2 【授業の進め方】

○授業は、読解のためのタスク(task)に取り組むことが中心となる。タスクとは、「仕事」や「作業」の意味で、読み取った英語を使って、何らかの「仕事」や「作業」を完成させるという考え方である。例えば、英文を読んで、読みとった内容を絵や図で表したり、何らかの課題を解決したりすることである。このように、英語を手段として活用することで、英語の習得が促進されると言われている。
○テキストのUnitごとに、読解のための基礎的なスキルやストラテジーを割り当て、それらを身につけるための様々なタスクを行う。
○単なる内容理解にとどめるのではなく、読み取った内容についてディスカッションをしたり、自分自身の意見をまとめたりするなど、より主体的な読解を目指す。
 
授業の詳細3 【到達目標】

○一分間に100〜150語のスピードで、その概要を正確に読み取ることができるようになる。
○科学系の読み物や簡単な論文で用いられる語彙や文構造に慣れる。
 
授業の詳細4 【授業計画】

◇この授業は、1 semester 15時間で完了する。
◇1 Unitは基本的に2時間とし、1 Unitは以下のような手順で進める。
  1 導入の活動
  2 読解スキルやストラテジーの説明
  3 様々な読解用タスクに取り組みながら本文を読解
  4 まとめ
◇各ユニットには、次のようなスキルやストラテジーを割り当てる。
  1 意味のかたまり(chunk)を意識して読む
  2 読む速度をあげる
  3 目的に応じた読み方で読む(スキャニングとスキミングなど)
  4 パラグラフの構造を意識して読む
  5 主体的に読む、批判的に読む

 
授業の詳細5 【成績評価】

◇評価方法
 以下の3つの観点を3段階(3:Excellent 2:Good 1:Poor)で評価する。詳細は、オリエンテーション時に説明する。
  観点1 授業中の活動への積極的参加と授業の目標の達成度
  観点2 ポートフォリオ(授業で使用する教材やワークシート、自己学習の記録等をファイルに綴じたもの)
  観点3 Unit終了時の小テストの成績
◇評価基準
3:Excellent (授業に積極的に参加しようとする意欲にあふれ、各Unit毎に設定した目標を達成した。)
2:Good (授業に積極的に参加しようとする意欲にあふれているが、各Unit毎に設定した目標は十分達成していない。)
1:Poor (授業への参加意欲が低く、各Unit毎に設定した目標を達成していない。)
◇評価
 F:3観点とも(1:Poor)である。
 C:3観点のうち、(1:Poor)が二つある。
 B:3観点のうち、(2:Good)が二つある。または、(3:Excellent)(2:Good)(1:Poor)が一つずつである。
 A:3観点のうち、(3:Excellent)が二つある。
 AA:3観点とも(3:Excellent)である。
 
授業の詳細6 【テキスト】
「Our Home the Earth 現代の科学と地球環境」成美堂

◇参考図書は特に指定しない。使用テキストと授業で使用する教材をマスターすることを優先してほしい。
◇辞書も特に指定しないが、引き続き英語の読解力を高めたい受講生は、Oxford Advanced Learner’s Dictionary of Current English のような、外国人学習者向けの英英辞典に慣れるようにしたい。

 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


Copyright (c) 2006 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.