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タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?人文・社会科学等科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 企業経営・技術開発論 
担当教員 坂本 安祥 
対象学年 3年,4年  クラス 学部:人社001 
講義室 K101  開講学期 1学期 
曜日・時限 火4,金4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 講義の目的
  
本講義では,現代の社会の発展に大きく貢献している企業を,経営及びその中で開発されてきた技術の側面から捉え,講義を行う.まず企業経営論では,企業経営を特に企業の外部環境との関係から捉えて授業を行う.そして技術開発論では,それを受け経営上の管理技術について焦点を当て,経営における問題点を概観しながらその管理技術の要点につい講義を行う.

講義の進め方
  
上述の「講義の目的」で示したように,本講義は「企業経営」と「技術開発論」の2部構成となっている.前半の企業経営では,まず経営を理解する上で鍵となるポイントを説明する.そしてそれに従いながら,企業外部の側面から経営について学ぶ.以上の講義は,理論的解説を主体としながらも,現実例の紹介も交えながら講義を行う.
一方,後半の技術開発論では,まず管理技術とは一体何であるかを解説する.その後その解説を踏まえつつ,経営上の問題を紹介しながら,管理技術の具体的内容を講義する.

達成目標
企業経営では,「経営の要点が何であるかを概略的にでも理解すること」,一方技術開発論では,「管理技術とは一体何であり,そしてその具体的手順はどのようなモノであるかを理解すること.特に問題とは一体何であるかを理解すること」.
 
授業の詳細2 講義計画
  
<企業経営論>
1.環境のマネジメントとは
企業は,取り巻く環境と関係を持ちながら存在しているという,企業の大前提をまず学ぶ.そして,その関係の中で環境のマネジメントとは,一体どういうものであるかを学習する.

2〜3.企業と環境との関係
企業を取り巻く環境の中でも特に関係に深い市場環境に焦点を当て,「取引」という観点から,企業は環境とどのような関係を持っているか学ぶ.

4.環境マネジメントの基本目的
前回までの講義を踏まえ,環境マネジメントの基本目的はどこにあるのかを学ぶ.

5〜7.競争の戦略,2つのレベルの差別化
環境のマネジメントの基本目的を達成する上で重要となる競争の戦略について,まず戦略とは一体何であるかという点から学ぶ.そしてさらに,競争の戦略の中の重要なものとして,差別化戦略がある.その差別化戦略には,2つのレベルがあること等について学ぶ.

8〜9.事業構造の戦略,事業ポートフォーリオ
環境のマネジメントにおいて重要となる,事業構造の戦略について,以降学ぶ.特にこの回では,なぜ企業は複数事業にわたって事業を行うか等の,背景知識について学ぶ.そしてさらに,複数事業をどのように展開し,また資源をどのように配分すべきか等につい学ぶ.

10.企業経営論の試験

 
授業の詳細3 <技術開発論>
11.管理技術とは,経営上の問題事例の紹介
本講義の対象である管理技術は,なぜ必要とされ,それは一体どのようなものであるかを,企業組織の目的と関連させながら概略的に講義を行う.そしてさらに,経営を行っていく上で解決しなければいけない問題にはどのようなものがあるのか,簡単な問題事例を通して講義を行う.

12〜13.管理技術のポイント
以上の事例や演習問題をとおして経営上の問題を解決していく上で,どのような点が重要となるのかについて詳細に学ぶ.

14.価値的管理
以上までの回は,管理技術に関する概念的な話が中心であったが,本回では,具体的な管理技術の代表例として価値的管理,中でも古典的ではあるが現実での適用例が多い損益分岐点管理について講義を行う.

15.技術開発論の試験
 
授業の詳細4 成績評価
前・後半ともに,まず個々にレポートと試験の結果を総合してそのパートの点数を出す.そして,その後前半,後半の点数を平均することによって,最終的に以下のような単位評価を行う.レポートは前・後半合計で5〜6回程度実施する予定.レポートと試験とのウェイト配分は,レポート40%,試験60%である.ただし,再試験,再レポートは行わない.
◆AA:前・後半共に達成目標に掲げた重要基本事項を十分に理解しさらに,それに関連して授業時に解説した事項についても十分に理解している.
◆A:前・後半共に達成目標に掲げた重要基本事項を十分に理解しているが,それに関連した事項については,ある程度の理解に留まっている.
◆B:前・後半共に達成目標に掲げた重要基本事項を基本的には理解している
◆C:前,後半のいずれかの達成目標を十分に理解している.


◇テキスト
講義中に資料を配付するため,特に無.
◇参考書
講義中に紹介する.
◇備考:分からないことがあれば,遠慮無くどしどし質問に来て欲しい.
◇履修の前提となる必須科目:なし
◇事前の履修が望ましい科目:なし
 
授業の詳細5  
授業の詳細6  
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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