科目名 |
キャリア・プラン1 |
担当教員 |
丹羽 昭男,杉田 彰久,西原 騏一郎,玉置 寛,島 和生,高崎 敬雄,水口 秀範,伊藤 綱男 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:人社001 |
講義室 |
講堂 |
開講学期 |
通年 |
曜日・時限 |
水4,水5 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
1 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
授業の目的及び概要 一人ひとりが希望する進路に進むためには,しっかりしたキャリア意識を持つことが重要である。そのためには,自分自身を十分に理解したうえで,明確な目標を描くことが必要である。本授業では基礎学力の把握を行うとともに,自己の志向・適性・能力を見つめ直し,働くことの意義を考え,進路選択に対する意識を醸成することが目的である。 進路を考える上で最初に重要なことは自己の十分な理解である。授業の前半では社会人として必要な基礎学力の把握に重点を置き,自己の理解を深めながら,どのような進路選択があるのかをじっくり考え,「自己の魅力的表現のしかた」・「自分にあった進路の研究」を具体的に考えていく。あわせて,将来の就職活動の第一歩となる業界・業種の研究に必要な基本的な手法を学ぶ。 後半では,より実践的な内容へと展開していく。実際の就職活動を想定し,履歴書やエントリーシートの効果的な記入の仕方を学び,模擬面接を体験する。座学だけでなく個別指導を受けながら,一人ひとりが就職活動本番前の準備ができるようにする。
本授業の目標は,受講者が最終的に次の能力を身につけることである。 (1) 自己理解によって,自分自身を見つめ直すことができる。 (2) 自己の基礎学力を客観的に見ることができる。 (3) 業界・業種の研究手法を学ぶことができる。 (4) 企業ではどのような人材が求められているのかを理解できる。 (5) 自己を効果的に表現することができ,面接の様々な状況に対応できる。 なお,この授業は大学院へ進学することを予定している学生も含め,「次年度に進路選択を行うことになる学部生全員」を対象としている。過去に「キャリア・プラン1」の単位をすでに取得した者でも受講可能だが,あらたに単位は与えない。 |
授業の詳細2 |
授業計画 [1] 進路についての基本的説明(4月23日) 第1回の目的は,将来の進路を選択するために必要な基本事項を理解することである。 この回に就職用ハンドブックを配布する。主な内容は次の通り。 ・進路についての講話 ・雇用環境の変化と就職の実態 ・本学の就職支援体制 ・就職用ハンドブックの活用方法
[2] 志望職種・業種・企業を選ぶ(5月7日) 第2回は,将来の目標を設定するにあたり,どのように業界・業種を理解し,企業研究を進めていったらよいのか,その効果的な方法について学んでいく。 ・業界/業種の研究方法 ・職種の理解 ・企業研究の仕方
[3] 模擬検査受検(5月21日) 就職試験で用いられる適性検査の一つにSPI検査がある。自己の基礎学力を把握するために,多数の企業が採用試験で導入しているSPI模擬検査を受検する。 なお,模擬検査の点数はこの科目の成績評価には反映させない。 「註:SPI(Synthetic Personality Inventory),多くの参考書が市販されている」
[4] 仕事の研究(6月18日) 第2回で学んだ業界・業種への理解を踏まえ,各業界での業務の流れ・現状や展望・主な 仕事内容について学んでいく。 今回は,素材系・機械系・電子系・情報系・建設系の業界ごとに分かれ,5つの教室で同時に講義を実施する。受講生は,関心のある業界を一つ選択し,その分野の理解を深めていく。 |
授業の詳細3 |
[5] 自分を理解する(7月2日) 現在までの自分を振り返り,自分自身との対話の中から,自己の志向・適性・能力を客 観的に捉え,今後の目標を具体的に描いていくことが目的である。 【課題1】『これまでの経験や自分の長所・短所を踏まえながら,あなた自身のことをできるだけわかり易く表現してください』を作成し,提出する。
[6] 自分を表現する(7月16日) これまで学んできた業界・業種研究の仕方や自己理解を踏まえて,自分の魅力を効果的に表現していく方法を探っていく。経験や過去の成果から,自身のセールスポイントを的確に把握し,どうしたらそれを実社会で活かし,貢献できるかを考えていく。 ・自己PRとは何か ・魅力的な表現のしかた 【課題2】『進路相談カード』を夏期休暇中に作成し,10月に提出する。
[7] 履歴書・エントリーシートの書き方(10月15日) 履歴書・自己紹介書は,あなたの顔である。自身の人柄が伝わるように,具体的エピソードを交え,いかに効果的に表現していくかを学んでいく。履歴書・自己紹介書の基本的事項を学んだうえで,エントリーシートの書き方・攻略方法についても理解を深める。 ・効果的な履歴書・自己紹介書とは ・エントリーシートのポイント 【課題3】『自己紹介書』を作成し,提出する。 |
授業の詳細4 |
[8] 先輩の就職活動に学ぶ(10月29日) 先輩の体験談を通して就職活動を具体的にイメージする。自己のこれからの進路について十分考え,計画的に活動することの大切さを,複数の先輩の実体験から新鮮な気持ちで学ぶことができる。 ・4年生または大学院生の就職内定者の体験談とメッセージ
[9] 『自己紹介書』個別指導(11月中の予定) 前回作成した『自己紹介書』を,講義形式ではなく,マンツーマンによる指導を受ける。 別途案内する日程により,事前の申し込みが必要である。 【課題4】『エントリーシート』を作成し,提出する。
[10] 『SPI2』非言語 対策、Webテスト(11月12日) 第3回で実施した適性検査 『SPI2』のうち、非言語問題に重点的取り組む。 併せて,昨今採用現場で導入が進んでいるWebテストについても理解を深める。
[11] コミュニケーション力を高める(12月10日) この回の目的は,コミュニケーション力をつけること,特に面接試験への対応力をつける ことにある。今まで学んできた内容を実際の場面で効果的に表現できるよう,ロールプレイ の手法を用いながら理解を深めていく。 【課題5】『将来,どのような分野・業界で力を発揮していきたいと考えますか。これまでの 授業で学んだことを踏まえて,できるだけ具体的に記述してください』を作成し,提出する。
[12] 模擬面接と個別指導(12月中旬〜1月中旬の予定) 今回は,少人数による模擬面接を体験する。前回の講義で,面接について学んだ知識 を活かし,面接者の質問に対していかに効果的に対応したらよいのかを学ぶ。 別途案内する日程により,事前の申し込みが必要である。 |
授業の詳細5 |
テキスト:『KUT就職ハンドブック』高知工科大学就職センター編(授業で配布)
成績評価: 点数配分は,出席点40%+課題レポート60%(12点X5課題=60点)とし,点数に応じて下記の成績評価をおこなう。5つの課題はそれぞれ12点満点とし,期限内に提出すれば与える提出点2点と,内容に応じて与える内容点で構成される。
◆C :出席点および課題レポート点の合計点数が60〜69点である。 ◆B :出席点および課題レポート点の合計点数が70〜79点である。 ◆A :出席点および課題レポート点の合計点数が80点以上である。 ◆ AA:出席点および課題レポート点の合計点数が90点以上で,かつ出席およびすべての課題で優秀と認める場合。 ◆F:出席回数が2/3に満たない場合,進路相談カードの提出が無い場合,60点に満たない場合。 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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