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タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?人文・社会科学等科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 基礎心理学 
担当教員 田島 充士 
対象学年 1年  クラス 学部:人社002 
講義室 K101  開講学期 2学期 
曜日・時限 土1  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】
◎人の心理を様々な角度から分析する心理学は,深い人間理解を目指す上で必須の学問といえる。本授業では初めて心理学を学ぶ学生を対象に,日常生活における心理現象を理解する上で必要と思われる基礎理論を紹介し,心理学に対する関心を高めることを目的とする。

◎主に発達・学習・認知心理学における知見を扱う。 
授業の詳細2 【授業の進め方】
◎ パワーポイントを使用した授業を行う。毎回,授業内容に関するプリントを配布し,学習内容をそのプリントに書き込んでいく学習形式をとる。

◎この授業では,1回の定期試験を実施する。その他,不定期に小レポート形式の課題を実施し,その結果も成績評価の一部に利用する。 
授業の詳細3 【達成目標】
*この授業の達成目標は,次の3項目である。

◎基礎心理学に関わる知識を習得する。

◎人間心理および社会現象の構造について,心理学的知識を活用しながら,考察を行うことができる。

◎論理的な文章によって,自分の意見を表現できるようになる。 
授業の詳細4 1.オリエンテーション
 本講義の概要を説明し,一部,学習を進める。

2.人はどのように「ヒト」になりえたのか(1)
 人間は,社会集団を形成することで進化した「サル」といえる。このような人間の進化過程をたどりながら,人間の知性の特徴を学習する。

3.人はどのように「ヒト」になりえたのか(2)
 社会集団を形成する上で重要な,言語による思考の構造とその発達について理解を深める。

4.赤ちゃんの思考の発達(1)
 赤ちゃんの思考が発達する過程は,人間理解を深める上で必須といえる。ここでは新生児の思考発達について学ぶ。

5.赤ちゃんの思考の発達(2)
 乳児期以降の思考発達について,引き続き学ぶ。

6.学習心理学はネズミの研究から始まった
 最初期の心理学は,人の「心理」の分析を放棄し,動物の学習行動を分析することから始まった。本授業では,この行動主義と呼ばれる心理学理論について理解を深める。

7.行動主義心理学の現在
 パチンコがやめられないなどの日常的現象に関して,行動主義理論から学習を行う。また臨床現場で応用される行動療法についても,理解を深める。

8.認知心理学のはじまり(1)
 行動主義心理学の限界と,コンピュータシミュレーションを活用した,脳内の構造分析を行う認知心理学のロジックについて学ぶ。

9.認知心理学のはじまり(2)
 認知心理学のロジックについて,引き続き学ぶ。

10.認知心理学のはじまり(3)
 認知心理学のロジックについて,引き続き学ぶ。

11.記憶について(1)
 人間の思考を理解する上でもっとも重要なテーマである記憶の研究を取り上げ,基礎的な理論について学ぶ。

12.記憶について(2)
 記憶が「失われる」「ゆがむ」という現象を取り上げ,それにまつわる様々な社会現象について考察を深める。

13.偏見と差別について
 偏見や差別の生まれる要因について,社会心理学的観点から検討を行う。

14.まとめ
 これまでの授業を総括し,人間の心理の特徴について考察を深める。

15.最終試験 
授業の詳細5 【成績評価】

 成績をつけるため,1回の定期試験と数回の小レポート(授業中)を実施する。出席状況もあわせて検討し,以下のような基準で評価を行う。

AA:試験成績がA以上+小レポートの成績が良好。
A:試験成績がB以上+小レポートの成績が良好。
B:試験成績がC以上,小レポートの成績が良好。
C:試験成績がC以上。 
授業の詳細6 ◇テキスト
 
 特に指定しない。

◇参考書

授業中に,適宜,参考図書を指定する。 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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