科目名 |
教養の物理学2 |
担当教員 |
全 卓樹 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:自然001 |
講義室 |
C101 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
火5,金5 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
講義の目的? ?教養の物理学Iに引き続いて、最先端の科学研究の現場を、特に量子物理学の例を中心に紹介する.まずその前段階として、古代ギリシャから19世紀の電磁気学の完成までの事情を見ていき、物理学の背景にある哲学、数学、工学の三つの関係を考える.本講義の主要なテーマはおもに微細なミクロの世界である.現在のハイ?テクノロジーの基礎となっている原子分子の世界の様々な現象が、「量子力学」という一見直感に反する不思議な理論により解き明かされる様子を紹介する.?当然ながらそのためにはまず最初に、そこに至るまでの古典物理学の基本を概観することから始める必要がある.
現象の本質を数学の枠組みにおさめて、簡明に、しかし厳密に、恣意性を排除して記述する物理学的なものの見方は、現代諸科学の範となっている.本講義?の目標は、直接的には量子物理学について学ぶ事である.しかしより広く言えば、教養の物理学Iを習得した学生が、専門の工学へ進むための入門段階とし?て、物理学研究に身近に接することで、高額における物理学的な思考方法の絶対的な必要性を実感できるようにすることである.さらにそれと並んで、今後の?様々な科目の学習研究の基本になる物理的また数学的な道具の基本的な扱いにも習熟することである. |
授業の詳細2 |
?講義の進め方? ?講義は、一回ごとに「読み切り」形式で、ほぼ毎回レーポートを課して、提出物の評価に基づいて単位の認定を行う.? 学外の著名物理学者による講演会形式の講義を数回行う.
?達成目標? ?工学の基礎としての物理学のものの見方、ものの記述し方を学ぶ. 現代のハイテクノロジーの基礎である量子力学について学ぶ.
|
授業の詳細3 |
講義の内容 *)物理学で扱う対象、すなわち宇宙から素粒子までの世界の全体像、「航海図」を学ぶ *)古代ギリシャの自然哲学の世界観と、それが物理学の発展に及ぼした影響を考える *)近代物理学の発祥とニュートンによる古典物理学の完成について学ぶ *)19世紀の電磁気学の発展を追って、数学と工学、理論と実験との関係を考える。 *)20世紀の量子物理学の発展を詳しく見ていく。 *)量子論の応用としての現代情報通信テクノロジーを学ぶ *)21世紀の量子テクノロジーを予測する |
授業の詳細4 |
レポート? 目的:物理学の概念を自らの言葉で改めて表現する事で、その概念会得する. 方法:講義中に課題を指定された枚数の範囲内に論じて提出する. 内容:講義で議論された古典物理、そして量子物理的概念の言語化とその意味に関する議論. |
授業の詳細5 |
テキスト:なし 成績評価:出席とレポートの提出状況、出来具合によって評価する
履修上の注意:講堂における大人数の講義なので、講義中の規律については通常より厳格に管理する
備 考:なし
履修前の受講が望ましい科目:教養の物理学1 |
授業の詳細6 |
|
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|