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タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?自然科学等科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 ヒトの生物学 
担当教員 榎本 惠一 
対象学年 2年  クラス 学部:自然001 
講義室 K101  開講学期 1学期 
曜日・時限 月1,木1  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的: われわれヒトとはどのような動物なのか,どのような動物から進化してきたのか,また生命科学の発達はヒトをどのように変えてゆこうとしているのか,について理解・考察する.

授業の進め方: 講義とそれに関連したビデオを視聴し,課題図書を読む.

授業の目標:1.ヒトの進化の道筋について理解する. 2.ヒトの誕生から死までの過程を理解する. 3.がんやHIVなどの病気と,それに関連する遺伝子及び免疫についての知識を得る. 4.ヒトの脳とその働きについて知る.

授業計画:
1. 生命の起原
地球上における生命の起原と原始生命の進化をたどる.

2. 脊椎動物の起原
原始生命から脊椎動物の祖先となる生物がどのようにして現れたか,その進化をたどる.

3〜4. ヒトの起原
人類の誕生とその進化について学ぶ.

5. 分子進化学
DNAやタンパク質に含まれる情報をもとにして進化の道筋をたどる分子進化学と,そのヒトの進化への応用について学ぶ.

6. 現生人類の由来
現代人の起原とその分化について学ぶ.

7. 個体の誕生
ヒトの個体の誕生に関わる生殖科学の発達と人類の将来について考察する.

8. 老化と死
老化と死は個体にとって避けることができないのであろうか.この人類究極の命題について考察する.

9. がんと遺伝子
がんはどのようにして起きるのか,遺伝子との関係について学習する.

10. ヒトのゲノム
ヒトのゲノムとはなにか.急速に発達する遺伝子・DNAの科学とわれわれの生活との関わりについて考察する.

11. 免疫
自己,非自己とはなにか,感染防御にとってなくてはならない免疫の仕組みについて学ぶ.

12. HIVと免疫細胞
HIV(エイズウイルス)とそれが引き起こす病気について学ぶ.

13〜14ヒトの脳
ヒトを特徴付ける器官である脳における感情と記憶の仕組みについて学ぶ.

15. 期末試験

 
授業の詳細2 成績評価:
  期末試験と課題読書レポートにより評価する。期末試験では用語・概念を主とする基本問題と判断力・応用力を問う発展問題を出題する。
C:基本問題に合格した場合。
B:Cの条件を満たし、発展問題または課題読書レポートに合格した場合
A:基本問題、発展問題、課題読書レポートのすべてに合格した場合。
AA:A評価の合格者のうち、際立って優秀な場合。
 
テキスト: 使用しない.講義録を配布する.
課題図書: 次の図書の読書とそのレポートを課題とする。
1. 『生命と地球の歴史』丸山茂徳・磯崎行雄著(岩波新書)
2. 『カンブリア期の怪物たち』サイモン・コンウェイ・モリス著(講談社現代新書)
3. 『ホモ・サピエンスはどこから来たか―ヒトの進化と日本人のルーツが見えてきた。』
  馬場悠男著 (河出書房新社)
4. 『新分子生物学入門』丸山工作著(講談社ブルーバックス)
5. 『不老不死のサイエンス』三井洋司著(新潮新書)
6. 『遺伝子とゲノム』松原謙一著(岩波新書)
7. 『免疫学個人授業』多田富雄・南伸坊著(新潮文庫)
8. 『したたかなウイルスたち』生田和良著(裳華房ポピュラーサイエンス)
9. 『脳を育てる』高木貞敬著(岩波新書)
10. 『私の脳科学講義』利根川進著(岩波新書)

連絡方法: 教員室B468,E-mail: enomoto.keiichi@kochi-tech.ac.jp

履修前の受講が望ましい科目: 「生命科学」
 
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