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タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?自然科学等科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 情報科学1 
担当教員 八田 章光 
対象学年 1年  クラス 学部:自然010 
講義室 K−WS  開講学期 1学期 
曜日・時限 月2,木2  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】
現代社会では、切符の予約、預金の引き落としなど日常生活においてコンピュータによる処理が深く浸透している。工学部の卒業生として今後、工業界で活躍していくためにはコンピュータが如何なる処理を行っているかを知っておくことは必須である。コンピュータが処理を行うことができるのは、その中にプログラムが組み込まれていることによる。情報科学とは、プログラムの作成方法とその実行方法を習得するものである。本授業では、教養としてのプログラミング言語の文法の概念を理解するとともに、プログラミング技術の習得を通じて、物事に対し筋道を立てて考える論理的思考力をつけることを目的とする。プログラミングの基本を学ぶために必要なタイピング速度の向上とプログラミング言語としてパスカルの基本文法、さらに数値計算と数式処理に関する統合ソフトウェアで広く用いられているMathematicaの習得を目指す。
 
授業の詳細2 【授業の進め方】
基本事項について解説した後、プログラムの例などを示すので、例示にならい、自分でプログラムを記述する。与えられた課題について自分でプログラムなどを記述、実行して成果をレポートとして提出する。提出したレポートの内容について個別に質疑を行うなどして、理解を深め、理解度を評価する。
指定の教科書はそれだけを読んで理解することは難しいので、授業での解説とe-Learning教材、一般に公開されているWeb教材を適宜利用して理解を深める。、
授業中はできる限りTAが巡回して個別に指導する予定であるので、わからないところは積極的に質問する。 
授業の詳細3 【達成目標】
1. キーボード・手元をみないでスムーズにタイピング(キーボード入力)ができる。
2. Mathematicaの基本的な使用方法を理解し、ツールとして利用できる。
3. プログラミングの基礎を学ぶため、パスカルの基本的な文法を覚える。
4. パスカルを用いてプログラミングの一般的なマナーを身に付ける。
5. プログラムの基本的な概念を理解する。
 
授業の詳細4 【授業計画】
1. オリエンテーション
e-learning、タイピング練習と目標の設定、参考となるWebサイト

2. Mathematicaの起動、使用方法

3. Mathematicaによる計算練習

4. Mathematicaの課題とレポート提出

5. タッチタイピングの試験、Pascalの基礎

6. 文字列の操作

7. コンピュータの記憶、データの入れ替え、代入・上書き

8. コンピュータの判断

9. フローチャートの書き方

10. 数値計算

11. 繰り返しの処理:ループ

12. 複雑なプログラムを分かりやすく書く:サブルーチン

13. 演習課題(基礎)

14. 演習課題(基礎)

15. 演習課題(応用) 
授業の詳細5 【成績評価】
授業への出席、タッチタイピングのテスト、Mathematicaとプログラミングのレポートによって評価する。3回以上の無断欠席、タイピングで目標を達成できない場合、課題レポートを提出しなかった場合、いずれも不合格とする。
◆A:授業に出席し、Mathematica、およびプログラミングの演習課題(基礎)に加えて演習課題(応用)をこなし、プログラミングの基本的概念を十分に理解したと認められる。
◆B:授業に出席し、Mathematica、およびプログラミングの演習課題(基礎)をこなしてレポートを提出し、プログラミングの基本的な概念をひととおり理解したと認められる。
◆C:授業に出席し、Mathematica、およびプログラミングの基本課題について、指示されたレポートを提出した。
◆AA:本シラバスに示した目標をはるかに越えるような、特に優れた努力や能力が認められた場合にはAAを与える。 
授業の詳細6 ◇テキスト
『やさしいコンピュータ科学』,Alan W. Biermann 著, 和田英一監訳(アスキー) 
授業の詳細7 ◇履修上の注意
この授業ではプログラミングの基本的な概念を学ぶためパスカルというプログラミング言語を用いて練習する。プログラミングの基本的な概念は、他のプログラミング言語においても共通の考え方である。パスカルという言語について、その文法の詳細を覚えることがこの授業の目的ではないが、ひととおりの文法を覚えなければ、プログラミングの基本概念を学ぶことができないので、将来、実際に使うかどうかは別にして、この授業ではまずパスカルに馴れることが必要である。
 
授業の詳細8 ◇備考
履修の前提となる必須科目:「コンピュータリテラシー」 
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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