科目名 |
情報処理1 |
担当教員 |
芝田 京子 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
C−WS |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
授業の目的: コンピュータはハードウェアだけではただの箱であり,これを動かすためのOSやアプリケーションソフトが必要である.自動車はIT化が進みソフトウェアなしでは動かない.ロボットをいかにうまく自由に動かすかはプログラムによって決まる.つまり,ロボットや自動車など知能を持った機械は,プログラムが集まって動いている. そこで,本授業では,今後技術者にとって必須となるプログラミング技術を習得するための第一段階として,初歩的なプログラム作成を目標とする.本授業でのプログラミングは現在最も普及率の高いC言語を用いる. 授業では常に実践しながらその場で理解し身に付け,演習課題を数多くこなしながら進んでいくことで着実に知識を蓄積させていくことを目指す.さらには,オンラインヘルプなどを用いて自力で解を導くことができる能力を養う.
授業の進め方: はじめに,アプリケーションソフトMathematica について実際に手を動かしながら学び,ここでプログラミングの感覚をつかむ.次に,C言語プログラミングの初歩を学習する. 各授業では,例題を挙げ実習形式で行う.Mathematicaについては,演習課題を出題する. C言語プログラミングでは,2回の確認課題と最終試験を行う.この他に,毎回宿題を課す.
達成目標: (1) Mathematica により数式処理が行える (2) C言語において標準入出力と簡単な演算ができる (3) C言語を用いて簡単な分岐処理ができる (4) C言語を用いて簡単な繰り返し処理ができる (5) C言語において,配列の概念を理解し扱うことができる |
授業の詳細2 |
授業計画: 1〜2 授業の全体的な説明,数式処理ソフトMathematicaの使い方 本授業の内容と目的,評価方法について述べる.次に, Mathematicaを使って,基本的操作である数式の入力方法,グラフ出力を習得する.また,複数の関数をいくつか集めて処理する方法について学ぶ.最後に習得状況確認のために演習課題を課す.
3 C言語プログラミング―プログラムの基礎,コンパイラの使い方― まず,プログラム,プログラミング言語,コンパイル,デバッグなどについて説明する.次に,C-WSにおけるコンパイラ(Microsoft Visual Studio 2005 の中の Visual C++)の使い方を学び,実際に簡単なC言語プログラムを作成してコンパイルと実行を行う.
4 C言語プログラミング―標準出力― C言語のしくみを学び,実行すると画面に表示ができるようなプログラムを作成する.エラーメッセージの解釈の仕方も身に付け,効率的にプログラミングができるようにする.
5〜7 C言語プログラミング―変数と初期化,計算の演算子,標準入力―,確認課題1 変数の種類と定義,変数の初期化の仕方を学び,変数の四則演算,キーボードからの入力を習得する.ここまでの習得状況確認のために確認課題(30分程度)を課す.
8〜10 C言語プログラミング―分岐処理,条件文の演算子―,確認課題2 分岐処理,if,if〜else,if〜else if文を習得する.条件文の演算子も用いることで,効率的なプログラミングが行えるようになる.ここまでの習得状況確認のために確認課題を課す.
11〜13 C言語プログラミング―繰り返し,配列― 3つの繰り返し処理,for,while,do〜while文について学ぶ.配列も用いることで,効率的なプログラミングが行えるようになる.
14 C言語プログラミング―文字列― 文字,文字列について学習し,文字操作の初歩ができるようになる.
15 最終試験 これまでのC言語プログラミングの習得状況について確認する. |
授業の詳細3 |
テキスト: ・「世界一わかりやすいCプログラミングの授業」 (Lepton 著,ソシム), ・配付資料
参考書 : 授業にて指示
成績評価: 以下の3つを満たした場合に成績評価を行う. (1) 授業15回のうち10回以上出席 (2) レポート(毎回の宿題,演習課題)の提出率が65%以上.ただし,解説後の提出は採点の対象としない (3) 確認課題と最終試験を受験 各々の評価は,以下の基準とする.
Mathematica・・・ AA:授業で習ったことを基本としてヘルプを駆使した発展問題が解ける A:授業で習ったことを使って関数を複数使った応用問題が解ける B:関数をいくつか組み合わせたプログラミングが行える C:簡単な数式処理が行える C言語・・・ AA:標準入出力,分岐処理,繰り返し処理,配列を含んだ複雑なプログラムが組める A:標準入出力,分岐処理,繰り返し処理,配列を含んだ基本的なプログラムが組める B:標準入出力,分岐処理を含んだプログラムが組める C:標準入出力と簡単な演算を含んだプログラムが組める
最終評価は,AAを4点,Aを3点,Bを2点,Cを1点で置き換え, Mathematicaを10%,C言語を90%の配分で算出し,決定(四捨五入)する.
履修上の注意: レポート,確認課題,最終試験の提出には,メールを用いてファイル添付により行う場合があるので,初回の授業が始まる前までに,メール送受信の環境を整えておくこと.
履修前の受講が望ましい科目: 『コンピュータリテラシー』の履修,もしくは,同程度の知識を有していることが望ましい. |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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