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タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?専門科目(物・環)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 エネルギー・資源工学 
担当教員 前田 敏彦,坂輪 光弘 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室 B106  開講学期 1学期 
曜日・時限 火2,金2  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 講義の目的
  
  21世紀は、環境とエネルギーを考慮しなければ人類の存在が難しくなる.本講義では、限りある鉱物資源、化石資源の有効利用を第一に考え、その資源の生成過程を述べ、地球上での埋蔵量の分布について言及する.各論に入って、鉱物資源の埋蔵量、分布そして採掘から精錬、利用の変遷を学ぶ.石油、石炭、天然ガスなどの化石資源についても埋蔵量の分布、採掘、利用の形態について詳細に述べる.また、原子力エネルギーについても言及する.これらを通して、エネルギー、資源の有効利用を学ぶ.

達成目標
  
資源、エネルギーについての常識的な知識を見つけると共に将来のエネルギー利用についての認識を深める.  
授業の詳細2 講義計画
  
1.地球の成り立ち
 資源の多くは、地球の生成に深く関わっている.初めに地球の生成を述べ、資源生成についての関係を述べる.
2.鉄資源の生成
 最も多く利用されている鉄資源の生成過程について述べ、なぜ、アメリカ、ブラジル、オーストラリアなどに多く埋蔵されているか述べる.
3.鉄資源の利用(1)
 現在も鉄器時代と言われるように最も多く使われているのが鉄である.この鉄の製造の歴史から人類のエネルギー、資源利用の関わりを説明する.
4.鉄資源の利用(2)
 鉄製造の最新技術を説明する.この過程でエネルギー消費と鉄の製造技術の進歩との関わりを説明する.
5.鉱物資源の生成と利用(1)
 航空機製造に欠かせないアルミニューム資源と精錬、利用について説明する.なぜ電解精錬行っているか等を説明する.
6.鉱物資源の生成と利用(2)
 電気伝導性に優れて銅について、資源、精錬利用について述べる.なぜ銅資源の精錬が公害と関わったのか、利用の歴史と共に説明する.
7.鉱物資源の生成と利用(3)
 半導体産業を支えるシリカや貴金属、希土類金属の精錬と利用について説明する.
8.中間試験
 鉱物資源についての理解度を見る.
9.化石資源の採掘と利用
 石炭、石油、天然ガスなど化石資源についてエネルギー利用の面から世界、日本との比較で説明する.
10.石炭の採掘と利用
 石炭資源の生成過程、埋蔵量、採掘について説明する.日本でなぜ商業規模での石炭採掘が行われなくなったか、歴史的な観点から説明する. 
授業の詳細3 11.石炭の利用(1)
 石炭は、鉄製造のためにコークスとして利用される.石炭からコークスが製造される過程について説明する.
12.石炭の利用(2)
 石炭から石油を製造する、いわゆる石炭液化は、石油資源の乏しい日本では、戦前から行われてきた.近年も国家プロジェクトとして、行われた.これらの技術について説明する.また、石炭ガス化、急速熱分解技術など石炭を利用する技術が幾つか行われている.最新の技術について説明する.
13.石油の採掘と利用
 石炭との比較で石油資源の分布、埋蔵量などを説明する.エネルギー利用の観点から石油の利用について述べる.
14.天然ガス等の採掘と利用
 天然ガス、オイルシェール、メタンハイドレートなどの埋蔵量と利用について述べる.
15.原子量エネルギー(1)
 原子量エネルギーの発見の歴史から利用について説明する.原子量発電についても詳しく説明する.
16.原子量発電(2)
17.〜19.特別講演
 専門家招聘して講義を行ってもらうつもりです.
20.期末試験 
授業の詳細4 成績評価:
AA 95点以上
A  80点以上
B  70点以上
C  60点以上


履修上の注意:演習としては特に行わないが、特別講義や講義でレポートを書いてもらう.

備 考:

履修前の受講が望ましい科目: 
授業の詳細5  
授業の詳細6  
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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