科目名 |
先端材料工学 |
担当教員 |
谷脇 雅文,前田 敏彦,門馬 義雄,古沢 浩 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K202 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 人間社会に役に立つ材料がどのように造られて来たか。歴史的な観点を踏まえて、物を造ること、その特性を調べること、そして実際に使われている過程を説明し、材料研究の面白さを伝えたい。特にこの講義では、各教員の得意とする先端の研究を例にして説明する。 講義計画 坂輪教授担当(講義回数 3 回) 1.鉄の原料 鉄を造る原料は鉄鉱石と石炭である。これらの原料が、地球の生誕の歴史と密接に関係することを説明する。鉄製造の歴史と人類の文明発達の関係についても述べる。そして現代の最も優れた鉄鋼生産方法を説明する。 2.石炭とは 石炭利用の歴史は、文明の進化でもある。人類が如何にして石炭を知ろうとしてきたか、科学と技能とを振り絞って、どのように使いこなしてきたかを説明する。特に最新のコークス製造方法や石炭から石油を造る技術など世界が競争している最新の技術を紹介する。 3.炭の世界 木炭から始まり黒鉛、ダイヤモンド。そして最近流行のカーボンナノチューブなど炭素の世界を説明する。また、現在研究している気孔を制御した炭の製造方法と利用の世界を最新のデーターで判りやすく説明する。 |
授業の詳細2 |
谷脇教授担当:格子欠陥を利用した材料創製(講義回数 4 回) 金属でも無機物質でも,固体物質の多くは原子が規則正しく並んでおり,これを結晶といいます.しかしながら,実際の物質には原子の配列に乱れがあります.これが格子欠陥と呼ばれるもので,その量は金属で通常全原子の0.0001%程度,セラミックスの場合で多くても1%と極めてわずかしか存在しません.それにもかかわらず,固体の性質(強度,色,電気的性質など)は,格子欠陥に強く支配されます.現在私たちは,格子欠陥を利用してナノ構造をつくる新しい技術を開発しています.この講義では,格子欠陥についての理解,材料創製における役割,そしてその応用の最前線について視野を広げます. |
授業の詳細3 |
門馬教授担当(講義回数 4 回) 1.材料にも寿命がある 材料はヒトと同様に、ストレスや環境により損傷を受けて破損する。 壊れないようにするための材料技術の基礎を学ぶ。 2.超合金のはなし 原子炉やジェットエンジンなどの心臓部で使われている金属材料は超合金(スーパーメタル)と呼ばれ、今日の社会基盤を支えている。 3.エコマテリアル学 製品やサービスが「地球やさしい」ということを、工学的にどのようにして主張するのか。環境負荷や環境性能を定量する技術(LCA,EPE)の動向。 4。環境調和型材料技術とは? 前田教授担当:セラミックス機能材料(講義回数 4 回) 近年のセラミックス材料は,おなじみの粉末を焼き固めた焼結体だけではなく,単結晶,厚膜,薄膜など様々な形態で使用され,その作製プロセスは精緻を極めたものである.また,その機能材料としての応用には,電気的性質の他,光学的性質,磁気的性質,熱的性質など幅広い特性が利用されている.このような機能性セラミックス材料について,特に超伝導材料,熱電変換材料を中心として,その材料研究の最先端を紹介する. |
授業の詳細4 |
◆成績評価: 出席を重視し、レポート等にて総合的に評価する. 95 点以上であれば AA、80 点以上を A、70 点以上を B、60 点以上を C とする。 <成績評価の基準> AA:特に優れた成績を示したもの A :優れた成績を示したもの B :良好と認められる成績を示したもの C :合格と認められる成績を示したもの F :不合格 |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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