戻る
タイトル「2008年度シラバス」、フォルダ「2008年度シラバス?専門科目(情報)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 データベースシステム 
担当教員 任 向実 
対象学年 3年  クラス 学部:専門001 
講義室 A106  開講学期 2学期 
曜日・時限 火2,金2  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 講義の目的

データベース技術は,情報化社会においてさまざまな情報の統合利用を実現するうえでの重要な基盤技術の一つである.データベースシステムがないと情報システムが成立しない.本講義は,データベースの基本理論・設計方法を理解することを目的とする.具体的には(1)データベースの概念,実世界のデータをコンピュータの中に取り扱うためのデータモデル;(2)データベースを一元に管理・操作しやくするためのデータベース管理システム(DBMS)の機能;(3)DBMSが使用するデータベース言語のひとつであるSQL言語,について学習する.データベースには多くの概念や用語があるため,データベースの本質を理解しにくい.そこで,課外では自ら講義テキストや参考書などを勉強することも求める.すなわち,本科目に積極的に取り込むことを強く要求しておく.

講義の進め方

前半はデータベースとデータベースシステムの基本概念を学ぶ.データモデルを理解する.後半はデータの正規化を学ぶ.データベース言語SQLの基本を理解する.

達成目標

講義と演習を通じて,次の水準を修得することを目標とする.
・データベースシステムの仕組みを理解する.
・データモデルを理解する.
・リレーショナルデータベースの基本理論を理解する.
・リレーショナルデータベース言語の基本を理解する. 
授業の詳細2 講義計画

1.講義内容と目的の紹介:本科目の目的,達成目標,講義内容の概要と予定,参考書の紹介,実施方法および成績評価を説明する.
2−3.データベースシステムの基礎概念:データベースの定義,データベースシステムの構成要素,DBMS機能トランザクション処理について解説する.
4.データモデル:データモデルの概念、エンティティ・リレーションシップ・モデルについて説明する.
5.リレーショナル・モデルについて解説する.
6.[演習1] エンティティ・リレーションシップ・モデル
7.レーショナルデータモデル:リレーションのデータ構造,要素,属性,リレーションナルデータモデルにおける整合性制約について解説する.
8ー9.エンティティ・リレーションシップ・モデルのリレーショナルデータベースへの変換について解説する.
10.[演習2] リレーショナルデータモデル
11.中間試験
12.中間試験解答:中間試験の採点結果の返却,ならびに模範解答の説明
13.リレーショナルデータベース設計:設計工程とデータモデルの関係,関数従属,正規形について解説する.
14.[演習3] 正規化
15.SQL言語:データベース言語、データ定義機能,データ操作機能,制御機能について解説する.
16.SQL言語の4つの基本操作
17.定期試験
18.定期試験の模範解答の説明 
授業の詳細3 ◆テキスト:
なし.必要に応じてプリント配布を配布する.

◆参考書 :
[1] 弓場秀樹,武田喜美子著:データベース設計・構築[基礎+実践]マスターテキスト,技術評論社(2003年3月)
[2] 北川博之著:データベースシステム,昭晃堂(1996).
[3] 小泉修著:図解でわかるデータベースのすべて―ファイル編成からSQLまで,日本実業出版社(1999).
[4] 村井哲也:初歩のデータベース,昭晃堂(2004).

◆成績評価:演習30点(各10点x 3回),中間試験30点,期末試験40点とし,総計60点以上を合格とする.
AA:90〜100点
A:80〜90点
B:70〜80点
C:60〜70点
F:60点未満

◆履修上の注意:なし

◆備 考:JABEE対応「情報ネットワークシステムコース」
専門-履修登録必修科目
専門-計算機ソフトウエア領域選択必修科目(24単位中16単位)のうち2単位

◆履修前の受講が望ましい科目:「アルゴリズムとデータ構造J」 
授業の詳細4  
授業の詳細5  
授業の詳細6  
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


Copyright (c) 2006 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.