科目名 |
橋梁デザイン |
担当教員 |
島 弘 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B−WS |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
講義の目的: 橋梁のデザインを課題として,与えられた設計条件を満足するように社会基盤構造物をデザインするセンスを習得する. |
授業の詳細2 |
講義の進め方: 橋梁の形式と特徴および橋梁デザインに必要な力学が概説され,コンピューターのシミュレーションソフトを用いて,与えられた設計条件を満足するような橋梁のデザイン,すなわち構造形式,使用材料,構造物の形状,寸法や配筋などの構造細目を決定する演習課題を数多く行う. |
授業の詳細3 |
達成目標: 設計ソフトを用いて,種々の条件における鉄筋コンクリート橋のデザインができる. |
授業の詳細4 |
講義計画: 1.Bワークステーション室の使い方 BWS室のコンピュータのログイン,プログラムの起動,サーバーへのファイルのアップロードとの方法を理解する。 2.橋梁の目的,橋梁の種類と歴史 橋梁に使用される材料の歴史と橋梁形式の歴史を図や写真でたどりつつ,各橋梁形式の特徴について学習する. 3.デザイン演習の目的 デザイン演習の目的を理解する。橋梁の計画・設計の基礎知識を習得する。 4.単純桁橋のデザイン(上部構造1) シミュレーションソフトの使い方を教わる.課題は,鉄筋コンクリート単純桁橋のデザインである. 5.単純桁橋のデザイン(上部構造2) 鉄筋コンクリート単純桁橋の断面寸法を変えたデザイン演習を行う。 6.単純桁橋の上部構造のデザイン(演習) 7.単純桁橋のデザイン(下部構造1),橋梁の地震被害,橋梁用材料の特質 過去の地震における橋梁の被害状況が説明される.橋梁用材料,特に鋼,コンクリート,鉄筋コンクリートの特質が概説され,橋梁形式との関係について学習する.課題は,鉄筋コンクリート単純桁橋用の橋脚のデザインである. 8.単純桁橋のデザイン(下部構造2),荷重とデザイン 橋梁のデザインで考慮すべき荷重の種類や大きさ,その特徴を学習する.課題は,鉄筋コンクリート単純桁橋用の橋脚のデザインである. 9.単純桁橋のデザイン(下部構造3),鉄筋コンクリートの耐荷力 鉄筋コンクリート部材の寸法や配筋が変わったときの作用荷重に対する抵抗力について学習する.課題は,鉄筋コンクリート単純桁橋用の橋脚のデザインである. 10.連続桁橋のデザイン(上部構造) 課題として,鉄筋コンクリート連続桁橋のデザインを行う. 11.連続桁橋のデザイン(橋脚(横梁)) 曲げとせん断に対する検討方法を学習しながら,梁のデザイン演習を行う. 12.連続桁橋のデザイン(橋脚(柱)) 橋脚の耐震性に対する検討方法を学習しながら,柱のデザイン演習を行う。 13.連続桁橋のデザイン(演習) 14.大型橋脚のデザイン1 4車線用橋梁の橋脚のデザイン演習を行う. 15.大型橋脚のデザイン2 16.橋梁模型の強度コンテスト グループで作成した橋梁模型の強度試験を行う. 17.大型橋脚のデザイン(演習) 18.試験 |
授業の詳細5 |
テキストとしてプリントを配布する。 演習の進め方はホームページに掲載する。 |
授業の詳細6 |
成績評価: 成績は,設計演習,基礎知識に関する試験および橋梁模型の強さ試験によって判定する。 設計演習は6課題あり,成績は優,良,可,不可で採点する。 基礎知識に関する試験は,100点満点で60点以上を試験の合格とする。 橋梁模型の強さ試験は,レポートの良否を加味した耐荷力の大きさをポイントとする。 最終成績は以下の条件による。 ◆C:設計演習課題の5つのうち4つが可以上であり,基礎知識の試験に合格した場合 ◆B:Cの条件を満足し,設計演習課題の5つのうち4つ以上が良以上の場合 ◆A:Bの条件を満足し,設計演習課題のすべてが良以上であり,さらに橋梁模型の強さ試験の得点が60ポイント以上の場合 ◆AA:Aの条件を満足し,設計演習課題のすべてが優である場合 |
授業の詳細7 |
履修前の受講が望ましい科目: 「コンピューターリテラシー」 「材料実験」 |
授業の詳細8 |
「土木施工管理技士」の受検資格に必要なC群の科目 |
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|