科目名 |
社会システム工学概論 |
担当教員 |
草柳 俊二 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B104 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 今後、日本の社会は急激に変化してゆく.社会的変化の実態を捉える上で、少子・高齢化、高度情報化、そして国際化といったキーワードが浮き彫りにされてくる.この講義では、まず、自分達が生きて行く社会がどのように変化して行くのか、変化の要因はどのようなものかを考える.そして、社会の変化の中で建設産業と建設技術者が果たすべき使命との役割に付いて探求してゆく.
講義の進め方 この講義は社会システム工学に取り組むための基本的な考え方を学ぶために用意されたものである.社会システム工学の機軸である建設工学に視点をあて、工学に関する認識、日本の社会変化の実態、建設産業の実態、そして建設技術者の使命と役割を探求してゆく.
達成目標 日本の社会的変化の要因と実態を知る.社会資本整備事業に付いて考え、建設産業と建設技術者はどのような使命をもって役割を果たして行くべきかを知る.建設プロジェクトに関する技術についての知識を得る. |
授業の詳細2 |
講義計画 1.「建設工学とは何か、なぜ建設工学を学ぶのか」 建設工学に関する基本認識と、社会システム工学に対する取り組み方を考える 2.「建設マネジメントの構造」 建設工学における建設マネジメントの位置づけと構造について考える 3.「我が国の社会的変化(少子・高齢化と高度情報化)」 少子・高齢化による社会構造の変化.高度情報化による社会システムの変化を分析する 4.「我が国の社会的変化(国際化)」 国際化の実態とはどのようなものか、どのような考え方が必要かを考える 5.「様々な構造物と施工法:建築構造物の世界」 建築関連の様々な施工法、世界超高層ビル等の建築構造物の概要について学ぶ 6.「日本の発展と建設技術と建設技術者たち:建築プロジェクト」 明治時代以降、日本の近代建築技術の基盤を築いた技術者達について学ぶ(ビデオ) 7.「様々な構造物と施工法:土木構造物の世界(1)」 土木構造物とはどの様なものかをどのようなものかを学ぶ.道路、鉄道、橋梁、トンネル |
授業の詳細3 |
8.「様々な構造物と施工法:土木構造物の世界(2)」 土木構造物とはどの様なものかをどのようなものかを学ぶ.ダム、港湾、空港、発電所、灌漑 9.「日本の発展と建設技術と建設技術者たち:土木プロジェクト」 日本の近代化の基盤を築いた建設技術者達について学ぶ(ビデオ) 10.「日本の近代化と工学技術」 なぜ日本は工業国家に成りえたのか.これを支えた技術力はどのようにして生み出されたのか.社会資本整備事業の歴史を通してその実態を考える. 11.「国際協力事業と建設プロジェクト(1)」 発展途上国での国際協力プロジェクトの実例を学ぶ 12.「日本の社会資本整備事業の実態と問題点:品質問題」 現実のプロジェクトで起きている問題点を整理し、対策について考える 13.「日本の社会資本整備事業の実態と問題点:社会資本整備と環境保全」 現実のプロジェクトで起きている問題点を整理し、対策について考える |
授業の詳細4 |
14.「建設技術者の使命と倫理:討論」 15.「建設技術者の使命と倫理:討論」 16.「社会資本整備プロジェクトに関する課題研究の発表(1)」 17.「社会資本整備プロジェクトに関する課題研究の発表(2)」 18.「社会資本整備プロジェクトに関する課題研究の発表(3)」 19.「国際協力と建設プロジェクト」 20.「国際化と建設技術者」 |
授業の詳細5 |
テキスト:
参考書 :「若き挑戦者たち:国土を支えるシビルエンジニア」(土木学会)「21世紀型建設産業の理論と実戦」(山海堂)
成績評価:出席点30%.レポート3回 合計70%
履修上の注意:
備 考:講義は連続性をもって建設マネジメントという視点から建設産業を見つめてゆく.出席が途切れると全体像が捉えられなくなる.
履修前の受講が望ましい科目:なし |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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