科目名 |
CAD |
担当教員 |
重山 陽一郎 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B−WS |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火5,金5 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的: この講義では建築物や土木構造物などの計画、設計を行う道具として、3dCADを容易に扱えるように、実習を中心とした教育を行う。CADとはコンピュータ上で図形、図面を作成するものである。従来は、図面は鉛筆を用いて手書きで作成するものだったが、現在では、コンピュータ上に架空の3次元の建築や橋をつくり、それを2次元の図面に展開する方法がとられるようになってきている。そのため、これからの建築、土木のエンジニアにとっては、CADを利用できることが大きなアドバンテージとなる。
講義の進め方: この講義におけるCADソフトの使い方については、大部分がマニュアルに記述してあるので、学生諸君が自習されることを強く希望する。この講義は、3つの課題を出す。学生諸君にとっては、課題をこなすことは面倒なものだが、CADソフトは簡単にはマスターできない。順番に課題をこなしていくことによって、次第に諸君の腕前が上がることを期待している。
達成目標: 3次元CADを自由に使いこなすことができる。 図学の基礎的な概念を身につける。 |
授業の詳細2 |
講義計画:
1.イントロダクション この講義の目標と意義、講義の内容、講義の進め方、ホームページの使い方、過去の作品などについて説明します。 2.「課題1 簡単な建築のモデリング1」 マニュアルに沿って、CADの基本的な使い方をマスターします。最初は、CADソフトの初期設定から始めます。次に、基本的なツールの名前や使い方を覚えます。 3.「課題1 簡単な建築のモデリング2」 マニュアルに沿って、建物をモデリングしていきます。3次元CADの基本的な使い方を、少しずつ覚えていきます。 4.「課題1 簡単な建築のモデリング3」 モデリングができたら、レンダリングしてみます。視点の設定や照明の設定、壁の質感の設定などを理解します。 5.「課題2 建築物のモデリング1」 課題1は、マニュアルが手取り足取り指示してくれました。次の課題では、実在の建築の図面を見ながら、CADでその建築を「施工」します。2次元に描かれた図面と3次元の立体の関係を学びます。はじめは図面を読み取り、「施工計画(どのようにモデリングしていくか)」を立てることから考えます。 6.「課題2 建築物のモデリング2」 図面の寸法を読み取り、平面を描いたり、壁を立ち上げたりしていきます。図面と写真を良く見比べながらモデリングしていきます。 7.「課題2 建築物のモデリング3」 図面では分かりにくいところは、写真などを見ながら図面に描かれた建物を3次元的に理解し、モデリングしていきます。 |
授業の詳細3 |
8.「課題2 建築物のモデリング4」 大まかなモデリングを仕上げ、パースを提出する視点や画角を決めます。そこからみえる部分は丁寧に作り込んでいきます。 9.「課題2 建築物のモデリング5」 建物のモデリングをほぼ仕上げます。屋根や壁の色や質感などを設定します。 10.「課題2 建築物のモデリング6」 家具や調度品などをモデリングします。屋外が窓からみえる場合は、樹木などを配置します。 11.「課題2 建築物のモデリング7」 太陽光や照明の設定、壁の色や質感、背景や空の色合いを調整します。レンダリングを繰り返し、試行錯誤してみます。 12.「課題2 建築物のモデリング8」 最後の仕上げです。レンダリングだけで数時間かかることもあります。 13.「課題3 自由にデザイン1」 課題3では、与えられた図面のモデリングではなく、自分で形を考えてモデリングをします。デザインの道具としてのCADの利用方法を学びます。課題は橋のデザインなどです。現地を調査し、そこにふさわしい建造物をイメージします。 14.「課題3 自由にデザイン2」 設計条件に配慮しながら、形を決め、モデリングを進めます。敷地も軽くモデリングします。 15.「課題3 自由にデザイン3」 モデリングを仕上げ、質感を設定します。 16.「課題3 自由にデザイン4」 太陽光や照明の設定、壁の色や質感、背景や空の色合いを調整します。レンダリングを繰り返し、試行錯誤してみます。 17.「課題3 自由にデザイン5」 最後の仕上げです。レンダリングだけで数時間かかることもあります。 18.講評 参加者の作品のいくつかを採り上げ、優れている点や改良点を指摘しながら講評します。 |
授業の詳細4 |
テキスト:「FormZ学習帳』,鳥谷部真 参考書 :なし
成績評価: 成績は4つのLessonの成果品とQuizの評価(AA?F)を総合して評価とする。
AA:3D-CADソフトを自由自在に素早く使いこなせる。頭の中にイメージ(形)があれば、手が勝手に動く。デザインの良否には悩むが、CADの使い方では悩まない。 成績評価基準:Lesson2かLesson3の少なくとも一つがAA、かつ3つのLessonとQuizの全てがA以上(ただし1つだけはBでもよい)
A:3D-CADソフトをスムーズに使いこなせる。複雑な操作でも、マニュアルを見なくても分かる。同種の他のソフトでも短時間で使えるようになる。 成績評価基準:3つのLessonとQuizの全てがB以上で、少なくとも2つがA以上
B:3D-CADソフトの基本的な利用法を身につけている。基本的なことは、マニュアルを見なくても分かる。 成績評価基準:3つのLessonとQuizの全てがB以上(ただし、どれか1つはCでもよい。つまりCが2つあったらBは取れない)
C:3D-CADソフトを体験したことがある。マニュアルを見ながらゆっくりと作業できる。就職後に3D-CADソフトを使うことになっても驚かないし、CADの専門家と議論ができる。 成績評価基準:4つのLessonとQuizの全てがC以上
F: 成績評価基準:Cに満たない成績
各課題の提出における遅刻は、評価が下がります。 遅刻1回:最終的な成績の上限がBになる(AA、Aが取れなくなる)。 遅刻2回:最終的な成績の上限がCになる。 遅刻3回:単位を与えない。課題の指示に従っていないものは、評価が下がります。
履修上の注意:なし 備 考:なし 履修前の受講が望ましい科目:コンピュータリテラシー(必須) |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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