科目名 |
土質力学及び演習 |
担当教員 |
高木 方隆 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
土木や建築構造物において地盤は,極めて重要な位置を占める.したがって本講議においては,土・岩盤の物理的な性質を工学的な性質を理解したうえで,各種地盤調査法について解説する.その後,各種基礎の設計手法について解説し,材料あるいは支持基盤としての土と岩盤の役割について学ぶ. |
授業の詳細2 |
講義計画: 1. 地形・地質・土質 まず土について,地形・地質という観点から学ぶ.特に四国における中央構造線を挟んだ内帯と外帯における土の特徴について考察する. 2. 土の基本的な物理量 土の基本的な物理量の測り方について学んだ後,含水比,土粒子密度,間隙比の相互関係を計算によって導く手法を修得する. 3. 土の分類と水分特性 土は,粒度と水分状態によってその特徴が大きく変化する.その状態をコンシステンシー限界を用いて表現する手法について学び,土の分類手法を修得する.特に砂質土と粘質土との違いを明らかにする. 4. 土の透水性と保水性 土中の水の流れについて,ダルシーの法則を用いた表現方法を修得し,土中における吸着水,毛管水,自由水の働きと水分特性曲線,pFについて学ぶ. 5. 締め固めと圧密 土の締め固め状態について,最適含水比と最大乾燥密度を用いた表現方法を修得する.締め固めと圧密の本質的な違いを明確にした後,砂質土と粘質土における締め固め手法,圧密の促進手法について学ぶ. 6. 土のせん断強さ モールの応力円,モール・クーロンの破壊基準について,その表現方法を修得し,粘質土と砂質土の工学的差異について理解する. 7. 土のせん断強さ計測法 せん断強さを計測する手法である,直接剪断試験・一軸圧縮試験・三軸圧縮試験について学ぶ. 8. 間隙水圧と地盤災害 間隙水圧が上昇することによって発生するパイピング,クイックサンド,液状化等の地盤災害について学び,主応力と有効応力の違いを明確にする. 9. 土圧 主動土圧・受動土圧について学んだ後,クーロン土圧・ランキン土圧の計算手法を修得する. 10. 地盤の支持力 テルツアッギーの式による支持力計算法を修得し,各種基礎の特徴について学ぶ. 11. 斜面の安定性 斜面崩壊,土石流,地すべりの各特徴について学んだ後,斜面安定解析手法を修得する. 12. 土質調査法 現場で実際に行われている様々な土質調査法(標準貫入試験,物理探査,ボーリング)について学ぶ. 13. 地すべり対策工 地すべり対策工について,抑止工や抑制工の基本的な考え方を学んだ後,各種工法と効果的な対策手法を修得する. 14. 地盤改良法と土留め工 地盤改良についてはドレーン工法,土留め工については矢板工やアースアンカーについて学ぶ. |
授業の詳細3 |
講義の進め方: 90分程度の講義の後,演習課題を課す.演習課題を達成したものから退出しても良い. |
授業の詳細4 |
教科書: 松岡元著「土質力学」森北出版 |
授業の詳細5 |
単位の認定
課題点: 最高50点 試験点: 最高50点 AA: 90点以上 A: 80以上90点未満 B: 70以上80点未満 C: 60以上70点未満 F: 60点未満 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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