科目名 |
イノベーション |
担当教員 |
冨澤 治,野中 高秀,倉重 光宏 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
|
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
【授業の目的】 企業経営の2つの基本機能である「マーケティング」と「イノベーション」のうち「イノベーション」の一般理論を理解する
【授業の進め方】 講義形式で実施する。一般基礎理論の講義と事例紹介を織り交ぜた構成で進める。
【授業概要】 講義は一般基礎理論と事例の組み合わせからなる。一般基礎理論では起業家にとって不可欠なイノベーションの概念、マネジメント、戦略について学ぶ.起業家は「変化を読み、変化を創る」イノベーションが求められるが、いかにしてそれを行うのか、持続的なイノベーションを促進するにはいかなるマネジメントが肝要か、市場競争にはどのように対応すればよいのかなど、イノベーションの全過程を修得する.事例ではベンチャー企業の経営者、大企業/組織での新技術の事業化事例、ならびにマスメディアからみたイノベーションの課題に関する特別講義を実施する。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 1.経済学史から見たイノベーション 重商主義からアダムスミスに至る経済学史を簡単に振り返り、しかる後資本主義の本質をその絶え間のない動態性に求めたシュンペーターの考え方を解説する。資本主義経済の発展動因としてイノベーションを捉えたシュンペーターの理論によれば、イノベーションとは「新結合」であり、その担い手が起業家であるという説を論じる。
2.ドラッカーのイノベーション ドラッカーの「イノベーションと起業家」にそって、近代のイノベーションの根源を学ぶ。
3−5 事例紹介3 (特別講師) デジタル家電の事例
6.−7.事例紹介1 (特別講師) メディアの視点で見た半導体産業に見られるイノベーション
8.技術のS曲線 「物事の秩序を転換することによって金を儲けようとする革新者,つまり攻め手と,今手にしている利益を守り抜こうとする守り手との市場における戦い」という観点からイノベーションを捉えたリチャード・フォスターの考え方を学ぶ.
9.破壊的イノベーション 業界のトップ企業が,顧客の意見に耳を傾け,新技術に投資しても,なお技術や市場構造の分裂的(Disruptive)変化に直面した際,市場のリーダシップを失ってしまう現象に対してきわめて明快な解釈を示したクリステンセンの理論を学ぶ. |
授業の詳細3 |
10.バリュー・イノベーションという考え方 既存の市場において新しい優れた価値を提供することで競争を無意味にし,その新しい価値から新しい市場を生み出すバリュー・イノベーションの考え方を論ずる.
11.−12.事例紹介2 (特別講師) 家電製品開発/事業化事例
13.知識経営―イノベーションの本質 日本的経営の特徴である「知識創造のプロセス」、日本の知識創造企業が持っている「型:クリエーティブ・ルーティン」の考え方を議論する。
14−15.日本のイノベーティブな企業とイノベーションの体系化へのこころみ 日本のイノベーティブな企業のいくつかを例にとって、イノベーションを支える組織、風土を眺める。 またいくつかの例をあげつつイノベーションのプロセスをモデル化する試みについて議論する。 |
授業の詳細4 |
成績評価: @出席、 A講義中での討論参加、Bレポートの3点を合わせた総合得点で成績評価を行う。 AA: 90点以上 A: 80点以上−90点未満 B: 70点以上−80点未満 C: 60点以上−70点未満 F: 60点未満
テキスト: 教材を当日配布 参考書: P.F.ドラッカー「イノベーションと起業家精神 上・下」、ダイヤモンド社、1997年 C.クリステンセン「イノベーションのジレンマ」、翔泳社、2001年 |
授業の詳細5 |
|
授業の詳細6 |
|
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|