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タイトル「2009年度シラバス」、フォルダ「2009年度シラバス?大学共通科目(人文・社会科学等科目)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 スタディスキルズ 
担当教員 伊藤 綱男,水口 秀範,島 和生,高崎 敬雄,杉田 彰久 
対象学年 1年  クラス 学部:人社002 
講義室   開講学期 1学期 
曜日・時限 月3,木3  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的
 小中高校までの授業が教師や教科書の提示するものを習得することを基本としていたのに対し,大学の授業は学生が自分で知りたいこと解明したいことを明らかにする場である。大学において主体的に学ぶために必要な基本的な方法を習得するのがスタディスキルズである。
また,大学は質の高い教育を行うとともに学生に社会人としての生きる力を身につけさせることを社会から要請されている。そこで,スタディスキルズでは,学生が今後社会に出るにあたっての社会対応能力の養成にも取り組む。
具体的には,授業を通じて一連の課題を経験することにより,以下に示す能力の習得を目指す。

(1)基本的スキル:学んで行くために必要な能力
@ 本や文献の内容を理解できる(読む能力)
A 文書や専門文書などを論理的に記述できる(書く能力)
B 他人の意見に耳を傾け理解できる(聴く能力)
C 自分の意見を他人に分かるように伝えられる(話す能力)

(2)考えるスキル:社会人として課題を解決するために必要な能力
@ 互いに意見を出し合ってより良い結論を導くことができる(創造的思考)
A 文章や他人の話の中から問題を発見できる(問題発見)
B 分からないことを資料などを用いて調査できる(問題解決)
C 問題に対して自分の力で解決策を探ることができる(意思決定)

(3)社会的スキル:社会人として生き抜いて行くために必要な能力
@ 自分の主張を大勢の前で分かりやすく発表できる(コミュニケーション力・自己表現)
A あいさつをする,時間を守るなどマナーを身に付ける(生活態度)
B 自ら目標を設定し,自分自身を動機づけることができる(自己管理)
C 法律や規則を守る,約束を守る(自律性・責任感)
D 自ら困難に立ち向かう,他の人に協力する(克己心・協調性)
E 社会の出来事や自分の将来に関心を持つ(社会性)
 
授業の詳細2 授業の進め方

 1Q,2Qに分けて,教員・課題を変えて,各8回ずつ実施する。特に1Qでは大学教育に慣れることを主眼に,上記の能力の基本を習得することを狙いとする。2Qでは1Qで習得した基本的な能力をさらに向上させるとともに,積極的に挑戦してゆくマインドの獲得を目指す。

課題は教員ごとにスタディスキルズの目的に即して設定する。具体的な内容はオリエンテーションで担当教員より説明する。
 授業は少人数の班を編成して行うが,教員が一方的に教えることはしない。学生一人ひとりが主体的にかつ積極的に活動して,教員のアドバイスを受けながら演習を通じて学習してゆく。 
授業の詳細3 達成目標

1.演習:教員からの指示に従って各回の演習を遂行できる。
2.宿題:教員から指示された宿題について,提出期限までに提出することはもちろんのこと,教員の指 示する項目が満たされているか否か,など質も期待のレベルのものを提出できる。
3.レポート:各Q終了時に課題に対する取り組みの成果を,論理的な記述で,体裁が整っており,自分の主張が記述されているレポートを作成できる。
4.発表:話の流れが論理的な構成で分かりやすい(声の大きさ,スライドの効果的な使い方を含む)発表ができる。
5.授業や大学生活に意欲的に取り組む姿勢:教員が決めた授業のルールを守る(始業・終業時のあいさつ,演習や課題についての指示,授業の準備等),他人の意見を傾聴し自分の考えを正しく相手 に伝える,授業やグループ・ワークを通じてグループのメンバーや教員と交流する,大学生活への抱負の実現に努力するなどに意欲的に取り組める。 
授業の詳細4 授業計画

T. 1Qの授業内容

1.オリエンテーション
学群・学部ごとに全員が指示された教室に集合する。班分け,担当教員紹介,実施時限と教室,シラバスの説明,課題の紹介,授業の進め方,宿題の提出方法などを周知する。
 [宿題]
  (1)自己紹介作文(A4レポート用紙1枚)
  (第2回授業前の指示された日時に提出,大学生活の抱負を含めること)
  (2)口頭自己紹介の練習を行うこと
2.自己紹介
自己紹介を行う。次回からの課題を説明し,次回までに提出する宿題を課す。
 [演習1]大学生活への抱負も含めた自己紹介を各自が行い,自己表現方法を演習する。聞き手は友達を作る機会と捉えて,積極的に質問し,興味を示すこと。
3〜7.課題の達成
教員ごとに課題を設定し,順次課題を達成してゆく。この課題を通じて,上記の達成目標の水準に到 達することを目指す。
 [演習2〜6]5回程度に分けて順次課題を達成する演習を行う。課題は数名のチームを編成して行う場合と個人ごとに行う場合があるが,その進め方は教員ごとに別途指示する。宿題の内容については教員より毎回指示する。
8.課題達成状況の発表
課題の達成状況を班の中で発表する。
 [演習7]課題の達成状況を班の中で発表し,分かりやすく発表するスキルを習得するとともに,発表を聴き考えるスキルを習得する。具体的な演習方法は教員より指示する。

U. 2Qの授業内容

1Qと同様の枠組みで,1Qとは異なる教員・課題で実施する。2Qではより積極的に自ら課題に挑戦してゆくよう指導する。
9〜15.課題の達成
1Qの3〜7とおおむね同じであるが,1Qで習得したスキルを駆使し,より積極的かつ自主的な取り組みができるようになることを目指す。
 [演習8〜14]1Qの演習2〜6とおおむね同じ。
16.課題達成状況の発表
1Qの8とおおむね同じであるが,さらに完成度の高いプレゼンテーションを目指す。
 [演習15]1Qの演習7とおおむね同じ。
 
授業の詳細5 成績評価

 達成目標の各項目について評価し,以下の配点で採点する。
1Q:演習15点,宿題10点,レポート10点,発表10点,授業や大学生活に意欲的に取り組む姿勢5点
2Q:演習10点,宿題10点,レポート10点,発表15点,授業や大学生活に意欲的に取り組む姿勢5点
 原則として,各Qの8回のうち6回以上を出席し,各Qのレポートの提出および発表をした学生に対し以下の基準で成績を評価する。
◆A:各Qの点数の合計点が80〜100点である。
◆B:各Qの点数の合計点が70〜79点である。
◆C:各Qの点数の合計点が60〜69点である。
◆AA:点数による評価が90点以上で,かつ各Qの担当教員がともに優れていると認めた者。
 
授業の詳細6 その他

◇テキスト
 教員により配布することがある。
◇参考書
 授業を通じて自ら調べる。
◇履修上の注意
 多くの授業に先立って,大学での学習と社会へ出るための基本となる能力を身に付けることが目標であるので,全員が履修しなくてはならない。 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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