科目名 |
現代物理学基礎 |
担当教員 |
木村 正廣 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門010 |
講義室 |
K102 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択,査定外 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2,0 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
授業の目的: 現代の科学技術の基礎となる,古典物理学から原子のようなミクロの世界を記述する量子力学までを概観する.古典物理学は,力学,電磁気学,波動力学を含むが,力学と電磁気学の講義は別にあるので本講義では簡単に触れる程度にする. 基礎力学のおさらいをした後,電気・磁気的現象を記述する電磁気学を簡単に紹介する。次に,振動・波動の基礎的な取り扱いを学ぶ.振動は振り子やエンジンのピストン・スピーカーの振動板・ギターの弦・波などの力学的な振動だけでなく,音波・電磁波なども振動現象であり,これらすべては共通の取り扱いのできることが多い. 物質は原子から構成され,原子間の結合はさらに電子のふるまいによって決められる.そのため,物質の性質は原子および電子の挙動によって決定される.原子や電子のような極微の世界は古典物理学では記述することができず,量子力学を必要とする.量子力学における波動方程式の意味を理解し,それを使えばエネルギーなどの物理量が求められることを学ぶ.
授業の進め方: この講義では,高校の物理を履修していない学生にも理解できるように授業を進める.教科書に沿って行う. 中間試験・最終試験の他にときどき小テストを実施する. |
授業の詳細2 |
授業計画: 第1回. 序論(物理学とは,測定について,数学) 第2回. ニュートン力学のおさらい 第3回. 仕事,エネルギー,熱 第4回. 電気;電界と磁界 第5回. 電気;直流と交流,オームの法則,ジュール熱 第6回. 振動現象 第7回. 波動とその表現法,波動現象と光学 第8回. 中間試験 第9回. 回折,干渉,偏光 第10回. 原子構造,光の粒子性,電子の波動性 第11回. ボーアの水素原子模型 第12回. 原子の世界の法則―シュレディンガーの波動方程式 第13回. シュレディンガーの波動方程式の応用 第14回. 原子核・放射能・核反応 第15回. 最終試験 |
授業の詳細3 |
成績評価:
中間試験による評価 30点,最終試験による評価 50点,小テストと出席の評価を20点として, AA:90点以上の評価を獲得 A:80点以上の評価を獲得 B:70点以上の評価を獲得 C:60点以上の評価を獲得 F:評点がCに達しないもの
履修前の受講が望ましい科目:
高校から大学第1クオーターまでの数学をよく理解していることが望ましい.また,第1クオーターの「力学基礎」を履修していることが望ましい. |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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