科目名 |
応用コンピュータリテラシー |
担当教員 |
植田 和憲 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K−WS |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月4,木4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
授業の目的 技術者として成功するためには、専門領域を究めるだけではなく自分の持っている技術を表現できることも重要である. 本講義は、「コンピュータリテラシー」で馴染んだコンピュータとネットワークを更に活用し、情報システム工学実験などでの標準環境となるUNIXシステムについて理解した上で、その基本的な操作方法を修得する.更に、専門科目で要求されるようなレポートの作成法を学習し、テキストプロセッサ LaTeXの利用法に習熟するとともに、技術文書作成法の基礎を学ぶ. これが終了すると、オペレーティングシステムの基本的な概念と動作について理解できる.また、しっかりした形式のレポートを、いつでもどこからでも提出できるようになる.
授業の進め方 前半では、K-WSでUNIXターミナルを利用してUNIXコマンドとファイルシステムに関する講義と演習を行う.後半では、文書プロセッサLaTeXによる技術文書作成の基礎についての講義と演習を行う.
授業の目標
(1)コンピュータの基本的な動作原理やファイルシステムについて理解する (2)UNIXコマンドを用いたコンピュータとファイルの操作を身につける (3)技術文書の体裁と文書表現技術の基礎を身につける |
授業の詳細2 |
授業計画 1.UNIXの特徴 まず、UNIXの歴史を概観することによりUNIXシステムの思想やおおまかな仕組みについて理解する.また、ファイルやディレクトリの概念を学び、UNIXの特徴をとらえる.
2.UNIXの基本操作 UNIXシステムの特徴を念頭におきながらファイル操作をすることで、UNIXシステムの操作に馴染むとともに、オペレーティングシステムの働きを理解する.
3〜4.UNIXコマンドによるファイル操作 コマンドライン入力によるUNIXの操作を行うことで、UNIXの動作やファイルシステムについての理解を深める.
5.UNIXコマンドのまとめ これまでに学んだUNIXコマンドを振り返り、UNIXシステムを活用できるようにする.
6.[演習1]UNIXコマンドに関する演習
7.LaTeXの概念と基本操作 ワープロソフトとの違いを理解し、コマンドにより文書のイメージを作成する組版システムでの編集作業について学ぶ.
8〜10.LaTeXコマンドの使い方 テキストエディタにより組版コマンドを含むLaTeX文書ファイルを作成し、TeXファイルの構造とコマンドについて習得する.
11.[演習2]基本的なLaTeXコマンドを用いた文書作成に関する演習
12〜13.LaTeXによる数式の書き方 LaTeXは数式の記述に優れており科学技術系の文書作成に適しているという特性を理解した上で、コマンドによる数式表現を習得する.
14.LaTeXによる表の作成 LaTeXによる表作成を通して、わかりやすい文書表現法を身につける.
15.LaTeXによる図の挿入 LaTeX文書への図の挿入方法を学ぶとともに、科学技術文章でのわかりやすい表現について理解する.
16.[演習3]表や図を用いたLaTeX文書作成に関する演習
17.LaTeXによる文書作成のまとめ これまで学んだLaTeXコマンドを用いて文書を作成する.これにより、効果的な文書の作成法を身につける.
18.[演習4]LaTeXによる文書作成 |
授業の詳細3 |
テキスト: 「コンピュータリテラシ −情報環境の使い方−」, 東京工業大学全学情報科目実行委員会 編(昭晃堂, 2001) ISBN4-7856-3131-7
参考書 「LaTeXユーザのためのレポート・論文作成入門」, 横尾英俊 著(共立出版, 2002) 「基礎からのLaTeX」, 市村匠, 原章 著(小学館, 2004)
成績評価: 2回の課題により達成度を評価する. 課題:(1)UNIXシステムとコマンドの解説 (2)LaTeXによる科学技術解説文書作成 ●AA:課題で必要な項目全てが正しく記述されており、独自の工夫が見られる ● A:課題で必要な項目のうち8割以上が正しく記述されている ● B:課題で必要な項目のうち7割以上が正しく記述されている ● C:課題のうち特に重要な項目について概ね正しく記述されている
専門科目演習:月・木 第1時限(実施日は別途連絡する)
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授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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