科目名 |
オペレーションズリサーチ |
担当教員 |
中川 善典 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B101 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月4,木4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
オペレーションズ・リサーチとは、一言で言えば、経営上の意思決定に関する問題を、数学的に定式化し、解を導き出すための手法を開発するための研究である。「経営上の意思決定に関する問題」の一例としては、「ある企業が利潤を最大にするためにはどのような生産計画を立てればよいか」といった問題を挙げることができる。
本講義の前半では、オペレーションズ・リサーチの中で典型的に扱われる数学的な手法を概観する。数学を用いた議論が多くなるので、数学に苦手意識を持つ諸君は本講義を敬遠したくなるのではないかと思うが、この点について心配しすぎることはない。受講生のもつ数学の知識や技能を確認しながら、必要に応じて高等学校や大学1年次の数学の学習内容を復習する。
しかし、以上のような数学的手法が経営の現場で、実際にはどこまで役に立っているのであろうか。「企業の利潤の最大化」のように、一つの組織内で文句の出る余地のない経営問題のみを扱う限りにおいては、数学的手法で十分かもしれない。しかし、たとえばある企業において「利潤の最大化」と「環境への配慮」とをどうバランスさせればよいか、地方自治体において、どのように地域の目標を設定し、それに向かってゆけばよいか、といった、価値観に関わる問題を扱おうとした途端に、数学的な方法の限界が露呈する。
従来のオペレーションズ・リサーチに対するこのような批判とともに生まれてきたのが、数学とは別の方法で組織の問題解決や意思決定を支援するための諸手法である。これらは、問題構造化手法(Problem structuring methods)と呼ばれている。本講義の後半では、こうした問題構造化手法について、勉強する。
前半の講義は数学に近い授業形式になるが、後半では一転して、グループ討議やグループ作業を重視する授業形式を採る。従って、後半に関する成績評価については、出席が特に重視される。 |
授業の詳細2 |
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授業の詳細3 |
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授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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