科目名 |
生態系管理工学 |
担当教員 |
花里 孝幸 |
対象学年 |
1年,2年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義目標及び講義概要
自然生態系は人間生活を支える基盤である。しかし、それはさまざまな人間活動の影響を受けやすく、もろい存在である.そこで、我々が生活のために自然を利用する際には、生態系への影響を最小限に抑える努力が必要である.そのためには、生態系のしくみを知り、生態系への人間活動の影響を理解することが重要である.本講義では、このしくみと影響について解説し、考察する.また、人間によって壊された自然環境を、自然生態系の機能を利用して修復する手法についても解説する. |
授業の詳細2 |
講義計画
1−2.自然生態系のしくみ 自然生態系における生物群集の生産構造と食物連鎖を介した物質循環系の成り立ちについて解説し、生態系の維持メカニズムの理解をめざす。
3−4.生物多様性と人間活動 生物多様性の維持メカニズムについて学ぶ。また、生態系の安定性と生物多様性との関係について考える.さらに、生物多様性に及ぼす人間活動の影響について解説し、理解を深める.
5−8.湖沼の富栄養化 湖沼の富栄養化を例に、人間による環境汚染の実態と、自然の機能を考慮した環境改善手法について学ぶ。ここでは、まず、富栄養化のメカニズムについて学び、その問題点を理解する.生態系に及ぼす富栄養化の影響を理解し、それに基づいた対策(流入栄養塩量の削減、バイオマニピュレーション、水草帯の浄化能力の利用)について考える.
9−10. 有害化学物質の汚染と生態系 農薬などの有害化学物質の汚染状況と、生態系への影響の実体とメカニズムについて学ぶ。生態系影響の評価手法を概説し、その問題点を考える.
11−12. 地球環境問題と生態系 温暖化、酸性雨、オゾン層破壊による紫外線量の増加などによる生態系影響を理解する。その影響評価方法と対策について考える.
13−14. 生態系への人間活動の影響と物質循環 さまざまな人間活動による生態系影響から共通性を抽出する。そして、自然生態系における物質循環の理解に基づいてその影響を評価する.
15. 新たな生態系管理手法について討論する. |
授業の詳細3 |
◆テキスト. 使用せず、随時プリント配布
◆参考書. 「ミジンコ先生の水環境ゼミ」花里孝幸著 地人書館
◆成績評価. 出席及び講義後提出されたレポートで評価
◆レポート課題: ◆ 備 考:隔年講義(奇数年に開講) |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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