科目名 |
超伝導工学 |
担当教員 |
前田 敏彦 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
B108 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
◆講義の目的 普段あまり身近に感じられない「超伝導」であるが,その応用製品は実は様々な分野で活躍している.しかし,液体ヘリウムの使用というハンディによって大きな産業にまで育つことがなかなか難しかったのも事実である.1986 年の Bednorz と M?ller による報告を端緒とする一連の高温超伝導体の発見は,超伝導応用製品において液体窒素の使用が可能になるという意味でも画期的なものであった.この講義では,少し難しそうだが夢がある,そんな「超伝導」を基礎と応用の両面から学ぶ. |
授業の詳細2 |
◆講義の進め方 基本的に板書で行うが,適宜 PowerPoint 等も使用する.また必要に応じプリント等講義資料を配付する. ◆達成目標 超伝導現象に関する基礎的知識を習得するとともに,それがどのように工業製品として応用されているか,環境に優しい技術として将来どのような応用が期待されているか,を理解すること. |
授業の詳細3 |
◆講義計画 第1回 Introduction 講義の説明.超伝導の研究における研究開発の歴史について学ぶ. 第 2 回 - 第 5 回 超伝導現象の基礎 臨界温度,ゼロ抵抗,完全反磁性,第T種と第U種の超伝導,基礎理論等について学ぶ. 第 6 回 - 第 8 回 超伝導物質の種類と特性 超伝導物質の種類,それぞれの特徴等について学ぶ. 第 9 回 - 第 11 回 低温技術と超伝導の応用 極低温を作り出す技術,それを用いた超伝導応用技術について学ぶ. 第 12 回 - 第 14 回 高温超伝導の基礎と応用 高温超伝導物質の種類,結晶構造,物理的特徴,応用等について学ぶ. 第 15 回 試験 |
授業の詳細4 |
◆テキスト:特に指定しない ◆参考書: (1) A. C. Rose-Innes, E. H. Rhoderick 著,島本進・安河内昂 訳,「超電導入門」(1987 年,産業図書) (2) 立木 昌,藤田 敏三 編,「高温超伝導の科学」(1999 年,裳華房) (3) 小沼 稔,松本 要 著,「超伝導材料と線材化技術」(1995 年,工学図書). ◆成績評価:試験(40 %),レポート(40 %),出席状況等(20 %).ただし,試験の受験とレポートの提出,及び 10 回以上の講義への出席を合格の必要条件とする. ◆備 考:博士後期課程の科目であるが,修士課程の学生の履修も歓迎する. ◆履修前の受講が望ましい科目:応用数学,物質・環境基礎電磁気学,物理化学序論,無機化学序論,材料プロセス工学,材料の構造と性質,材料科学,無機材料工学. |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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