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タイトル「2009年度シラバス」、フォルダ「2009年度シラバス?大学院 専門領域科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 情報産業概論 
担当教員 馬渕 泰,岩田 誠 
対象学年 1年,2年,3年  クラス 院:専門001 
講義室   開講学期 1学期 
曜日・時限 時間外  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業目的:
 近年、高度情報化の流れとともに、我々は様々な「情報」を利用しそれぞれの意志決定に役立てている。情報を利用するにあたっては、必要とする情報をリストアップ、情報の精度や更新頻度など情報の詳細を分析しその情報が必要としている精度なのかを精査、情報を利活用できるシステムを整備、得られた情報を活用する組織、など一連のシステムを確立する必要がある。本論では、はじめに戦略情報システムの概要について議論し、次に地理情報(GIS)産業に特化して産業化のために必要となる検討項目について考察していく。 
授業の詳細2 授業の進め方:
前半は、情報処理の基礎であるハードウエア、ソフトウエア、ネットワークの一般基礎理論、後半は地理情報システムの概論、地理情報産業の系譜について講義形式で授業を行なう。 
授業の詳細3 授業計画(情報産業概論):
講義の項目は以下の通りである.1−7まで岩田教授が担当、8−15は馬渕講師が担当。
1. 情報とコミュニケーション
 情報という概念を、情報と人間とのかかわりの観点から、講述する。また、情報の収集、検索、蓄積、分析、伝達などの情報行為について、概説する。
2.コンピューティングの要素と機構 〜ハードウェア〜
 情報機器の発展経緯を概説する。コンピューティングの基本要素としての、コンピュータ・ハードウェアのしくみについて学ぶ。
3.コンピューティングの要素と機構 〜ソフトウェア〜
 コンピューティングの基本要素としての、コンピュータ・ソフトウェアのしくみについて学ぶ。オペレーティングシステムと応用ソフトウェアとの関係や、ソフトウェアの基本となるアルゴリズムとデータ構造について学ぶ。
4.情報システムのモデル化
 情報システムのモデル化手法の発展経緯として、構造化プログラミングからオブジェクト指向モデリング、アスペクト指向等に至る、一連のシステムモデリング手法について、概説する。
5.情報ネットワークのしくみ 〜通信プロトコル〜
 OSI参照モデル、TCP/IP等について学ぶ。情報通信の効率化の方法として、データ圧縮、誤り訂正符号、トラフィック制御などについて概説する。
6.情報ネットワークのしくみ 〜インターネットとその応用〜
 電子メール、WWW、インターネット検索、遠隔学習、電子商取引等について学ぶ。
7. 情報セキュリティ
 情報セキュリティを確保する方法について概説する。技術的な側面、人間的な側面、組織的な対策の観点から、議論する 
授業の詳細4 8. GIS概論
GISとは?、GISの様々な機能、ソフトウェア、適用先、今後の技術展開の紹介を通じて、GISの概要、現状の利用法と今後の可能性について議論していく。
9. GISの収集と利用
現在公開されているGIS情報の種類とその特徴、入手法、地理情報の作成・更新方法について議論していく。
10. リモートセンシング概論
地理情報を更新する手段の1つとしてのリモートセンシングの概要とその可能性について講義していく。
11. GISアプリケーション(1.砂防計画)
近年、地理情報の利用が自治体レベルから民間レベルへと拡大していく中で、GISを意志決定支援に利用している事例が増加している。本講義では、防災計画立案にGISを適用したケースを紹介する。
12. GISアプリケーション(2.マーケティング)
コンビニエンスストアやスーパー業界では出店にあたり立地条件が成功の鍵となっており、それを分析するツールとして地理情報の利用が現実に行われている。本講義では、アプリケーション事例(その2)として、GISをマーケティングに適用した事例を紹介する。
13. GIS産業発展の構図
GIS産業そのものは、1960年代米国において誕生し、現在では一つの産業分野として定着するとともに、科学として認知されている。本講義では、米国のGISがどのような系譜をたどってきたのか変遷を検討する。
14.GISプラットフォーム
現在の日本におけるGIS産業には、地図整備(航空測量も含む)と地理情報利用コンサルタントの2つの形態が存在する。本講義では、これら2つの形態において必要となるプラットフォーム(システム、組織等)や業務内容について議論する。
15.GIS産業の可能性
技術革新とともにGIS産業が今後どの方向に向かっていくのか?我々はこの技術革新に対して新たな可能性を見いだせるのかについて、受講生とともに議論していく。 
授業の詳細5 成績評価:
@出席、 A講義中での討論参加、Bレポートの3点を合わせて成績評価を行う。
AA: 90以上
A: 80以上−90未満
B: 70以上−80未満
C: 60以上−70未満
F: 60未満 
授業の詳細6 その他:
教材を当日配布する。 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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