科目名 |
国際経営学 |
担当教員 |
末包 厚喜,渡辺 泰明 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択,査定外 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2,0 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
[授業の目的] 日本から海外へ、また海外から日本へ進出する企業は増加の一途をたどっている。日本企業にとって、海外進出の形をとらなくても、直接間接を問わず海外企業との関係のないビジネスは極めてまれである。国境を超えるビジネスの深い理解は、国内でのビジネスを行う上でも、戦略的にも組織的にも、また人を動かすという経営の重要な領域に大きな示唆を与えるものである。このような観点で国際経営の理解を通して、ビジネスのダイナミックスを学ぶ。
[授業の進め方] 講義部分とグループでのディスカッションで構成する。
[授業内容] 国境を越えてビジネスを行うとはどのようなことか。どのような課題に直面し、どのような解決の方向性が見出せるのか。多国籍企業の海外進出について、海外直接投資(FDI:Foreign Direct Investment)における課題を中心に議論していく。また、ケースを通して、HPやIBM、その他にも、ビジネスをグローバルに展開している企業の戦略やビジネス活動を、マクロとミクロの視点の両方で概観する。枠組みとしては、BSC(バランスト・スコアカード)の4つの視点(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点)を援用する。 講義では、上記の4つの視点に重み付けをし、小さなケース・スタディーの積み重ねと比較を通して進めていく。グループ・ディスカッションは広義のIT分野の現状を取り上げ、背景の日米比較や今後の方向・方策を議論していく。 |
授業の詳細2 |
[授業計画] 15回分 (末包担当) 1. 国政経営における課題と、課題解決のためのアプローチ 2. 多国籍企業と海外直接投資 3. 国際経営の諸理論 4. 国際マーケティング 5. 国際経営組織と異文化経営 (渡辺担当) 1.顧客の視点(1) 企業戦略・開発・マーケティング・販売(1) 2.顧客の視点(2) 企業戦略・開発・マーケティング・販売(2) 3. 財務・業務プロセス・人材育成の視点(1) 4A. 財務・業務プロセス・人材育成の視点(2) 4B. グループ・ディスカッション(前半) グループ・ディスカッションのテーマ: − 米国という「地域」(国というよりも、米国人と外国生まれの才能の混在した地域)でなぜ世界市場でDEFACTO STANDARD的なIT製品(特に広義のソフトウェア、例えばマイクロソフト、オラクル、ヤフー、グーグルなど)が生まれるのに、日本では生まれないのでしょうか。(ドイツにはERPベンダーのSAPが例外的にありますが。)家電や自動車との違いはどこにあるのでしょうか。日本のIT業界はどうすればいいでしょうか。かつてトロンという日本生まれの基本ソフトウェア(OS)がそうなりかけたことがありましたが政治判断で挫折しました。(トロンは後に家電や自動車や携帯電話の組込OSとして復活しましたが・・。) 5. グループ・ディスカッション(後半)
*国際経営学の3日間にわたる授業では、5コマ程度の外部の著名研究者による特別講義を予定し、スケジュールを調整中です。 |
授業の詳細3 |
[成績評価] 出席、講義中の討論参加、およびレポートの3点を合わせて成績評価を行う。 AA:90以上 A : 80以上−90未満 B: 70以上−80未満 C: 60以上−70未満 D: 60未満
[テキスト] 事前に配布 [参考書] 「国際経営論への招待」吉原英樹編、有斐閣ブックス 「国際ビジネスの進化」G.ジョーンズ(桑原、他訳) 有斐閣 |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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