科目名 |
リバースエンジニアリング |
担当教員 |
王 碩玉,三浦 直樹 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A109 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月5,木5 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
講義の目的 リバースエンジニアリングでは、すでに市販されるある一定な機能を果たしている製品、あるいはある目的で作り上げられた機械システムを、ネジや歯車などのような部品までに分解することにより、システムにおける各部品の役割、またシステムとしての動作原理を理解したり、さらに周辺技術についても調査し文章やスケッチや製図などで纏めたりする技術について学ぶ。
講義の進め方 本講義では、理解度を高めるために小人数体制で進める。具体的には、機械システムとして機能している製品を与えて、まず機能について調べる。次の段階では製品を部品までに分解して、部品の役割やメカニズムについて解析する。周辺関連技術についても調査して、全体レポートを纏める。
達成目標 1. システムとしての機械製品の機能が概念的には理解できる。 2.システムにおける各部品の役割が説明できる。 3.全体システムのメカニズムが説明できる。 4.関連性のある周辺技術について調査する。 5.部品の役割、全体メカニズム、周辺技術について纏められる。 |
授業の詳細2 |
授業計画 1.講義の意義、進み方、作業環境、関連規則、機械製品についてガイダンスを行う。 2.渡した機械製品は、システムとしてどのような機能を持っているかについて調べ、ノートに纏める。 3.機械製品をブラックボックスとして、中にあるべき部品やメカニズムを想像して、ノートに書き出す。 4.機械製品の内部構造を観察して、3.にて想像した中にあるべき部品と照合する。その違いについて考察する。その結果をノートに纏める。 5.〜6.システムとしての機械製品を、最小単位としての部品レベルまでに分解して、それぞれの部品の概観をスケッチする。各部品に番号を付けること。 7.〜9.各部品から、機械製品を復元してシステムとして機能させる。同時に名部品の役割、全体メカニズムについて理解する。番号を付けた部品ごとに、文章により説明する。 10.組み立てられた機械製品を再度分解して、部品の役割を確認する。最後に原型に復元する。 11.仮にコストを減らす目的で、どの部品を無くすことが可能か、また替りに別の材料を使用しても可能かについて考え、議論する。結果をノートに纏める。 12.仮に性能を向上する目的で、何処を、どのような材料でどのように改善すればよいのかについて考え、議論する。結果をノートに纏める。 13.〜14.図書やジャーナルやインタネットなどを利用して、渡した機械製品と関連性のある製品について調査し、周辺技術を文書や写真やスケッチで纏める。 15.全体レポート作成。講義の意義、機械製品仕様、使用工具類、機械製品中の各部品の役割、システムとしての機械製品の全体メカニズム、考察、結論、参考文献。文章のみならず、写真やスケッチなども活用する。 |
授業の詳細3 |
成績評価 レポート100点と受講態度20点を総合して、下記のとおり評価する。 A A:100点以上 A: 90点以上99点以下 B: 80点以上89点以下 C: 60点以上79点以下
◇参 考 書 機械製品に関する資料を適宜に配布する。
◇履修の前提となる科目: なし
◇事前に履修をしておくのが望ましい科目: 制御工学T、電気回路基礎 |
授業の詳細4 |
|
授業の詳細5 |
|
授業の詳細6 |
|
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|
|