科目名 |
電力システム概論 |
担当教員 |
川崎 憲介 |
対象学年 |
4年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義目標及び講義概要
電力システムは現代社会をエネルギー面で支える重要な基盤であるが、通信システムと同様に地球上で最も巨大なシステムの一つであることから、その構成や特性が十分に理解されていない場合が多い.電力システムの運用や特性を理解し、目的に則した電力の利用・活用ができるよう、電気エネルギーの発生・輸送の原理から電力系統の制御方法や系統特性を幅広くを学習する. |
授業の詳細2 |
講義計画
1.電力システムとは
電気エネルギーを他のエネルギー源を比較した特徴や電力需要の時間や季節による変化など電力システムの概観を学習する.
2.電力の発生(エネルギー変換)
水力、火力、原子力などの源エネルギーを電気エネルギーに変換するための原理を学習する.
(1)原動機の原理
・各種エネルギー源から機械的な回転エネルギーを発生する仕組みを学習する.
(2)発電機の原理
・回転エネルギーから電気エネルギーに変換する発電装置について、仕組みと原理や特性を学習する.
3.電力輸送
遠隔地に設置された発電設備で発電した電気エネルギーを、需要地まで送るための電力輸送のための設備と特性・特徴を学習する.
(1)交流送電方式と直流送電方式
・交流送電方式と直流送電方式の原理と特徴を学習する.
(2)送電・変電・配電
・送電線・変電所・配電線など輸送設備の電圧や設備構成と、接地方式など安全対策について学習する.
(3)異常現象
・電力設備への落雷などによる異常電圧現象や海水飛沫などによる絶縁障害など、輸送設備で発生する特異現象と対策について学習する. |
授業の詳細3 |
4.電力系統
(1)電力系統の特性と運用方法
・有効電力や無効電力と電圧変動の関係など電力系統の特性と解析手法を学習すると共に、電力系統の運用目標と制御方法を学習する.
(2)電力系統の特異現象
・電力動揺や電圧不安定現象など電力系統に発生する異常現象について、その原理と対策について学習する.
5.新発電技術
再生可能発電や小型分散電源など新しい発電方式について原理や特徴と開発状況を学習する.
(1)太陽光発電
(2)風力発電
(3)マイクロガスタービン
(4)燃料電池
(5)その他
6.試験またはレポート |
授業の詳細4 |
◆テキスト: 『電力システム工学』,大久保仁編著(オーム社)
◆参 考 書: 『発送配電・材料』,前田隆文ほか著(東京電気大学出版局)
◆成績評価: 試験またはレポートの結果を総合して評価する. <成績評価の基準> AA:特に優れた成績を示したもの A :優れた成績を示したもの B :良好と認められる成績を示したもの C :合格と認められる成績を示したもの F :不合格 |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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