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タイトル「2009年度シラバス」、フォルダ「2009年度シラバス?電子・光システム工学科専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 プログラミング基礎(電子) 
担当教員 綿森 道夫 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室 A101  開講学期 1学期 
曜日・時限 金4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的
 プログラミング基礎では、数あるプログラミング言語の中でC言語を選び、C言語の簡単な文法および使い方の基礎を理解することを目的とする。現在プログラムに用いられる言語にはさまざまなものがある。どの言語が優れていて、どの言語が劣っているということは本来ありえないであろう。また、言語によってプログラムする分野に向き不向きがあるということも本質的にはないはずである。しかしながら何か1つの言語を学ぶとすると、C言語を学ぶことはそれ程的外れではないと思われる。それは、UNIXやWindows OSにおいて多少はC言語が用いられていること、書籍等が多くて勉強しやすいこと、組込み系のプログラムにもC言語が利用されることがあることなどが理由としてあげられる。本科目はプログラミング演習の授業と並行して行われ、そちらでもC言語を用いてプログラム作成をするので、そちらの授業とも相補的な関係にあり、本授業で文法の基礎を学び、演習に応用していただきたいと思っている。
 
授業の詳細2 授業の進め方
 授業はテキストにそって進める。テキストは比較的理解しやすく、また親しみやすいので自習にも最適であると考えて選んでいる。ぜひ、授業を受けるだけでなく実際に自分で読んでみることをお勧めする。また、演習の時間にプログラムを作って見ることで理解は深まると考えている。
 
授業の詳細3 達成目標
 本科目を習得することにより、以下の事柄を把握できると信じているので、このことができるかどうかが達成目標となる。
(1) C言語のIf文やループ文の意味を理解できる。
(2) 関数の書き方を理解できる。
(3) ポインタの使い方を理解できる。
 
授業の詳細4 授業計画
1. 授業の進め方とPCでC言語を使う方法について
授業の進め方について説明し、テキスト第2章の2.1、2.2で無料のC言語をインストールする方法を示す。
2. 第1章 C言語プログラミングの基礎
テキスト第1章のC言語プログラミングの簡単なツアーを行う。
3. 2.2−2.5 コメントとエラーメッセージ
テキスト第2章の2.2から2.5までを行い、コメントの書き方と簡単なエラーメッセージについて学習する。
4. 第3章 変数とデータ型
テキスト第3章に従って、変数の宣言とデータの型について学ぶ。
5. 第4章 さまざまな演算
テキスト第4章に従って、C言語における演算方法について学ぶ。
6. 5.1、5.2 制御構造
テキスト第5章のうち5.1、5.2について授業を行う。If文、switch文について学ぶ。
7. 5.3 繰り返し文
テキスト第5章のうち5.3について授業を行う。for文、while文について学ぶ。
8. 第6章 ポインタ
テキスト第6章に従って、簡単なポインタの使い方について学ぶ。
9. 中間テスト
主としてif文と繰り返し文を用いたC言語のプログラムを書く中間テストを行う。この時の配点は40点である。
 
授業の詳細5 10.第7章 配列
テキスト第7章に従って、配列について学ぶ。
11.8.1 関数とは
テキスト第8章8.1に従って、関数の書き方について理解する。
12.8.2、8.3 関数の活用とマクロ
テキスト第8章8.2と8.3に従って、実際に関数を使う方法とマクロについて学ぶ。
13.第9章 文字列の操作
テキスト第9章に従ってC言語における文字列の操作について学ぶ。基本的な事柄ではあるが実際にはよく利用され、重要である。
14.第10章 構造体、共用体、列挙型
テキスト第10章に従って、構造体、共用体、列挙型について学ぶ。構造体は比較的理解しにくいのでしっかりと勉強しなければならない。
15.期末試験
期末試験をおこなう。期末試験は60点満点の配点で、中間テスト以降の話題についてテストを行う。
 
授業の詳細6 成績評価
 中間テストで40点、期末テストで60点の合計100点満点で評価する。出席はチェックしないので、出席点は存在しない。
C 合計点が60点から70点のもの(基本的には理解していると考えられる)。
B 合計点が70点から80点のもの(C言語で条件判断やループ命令が書けると考えられる)。
A 合計点が80点から90点のもの(Bに加え、ポインタを理解していると考えられる)。
AA 合計点が90点以上のもの(達成目標を完全に到達したと考えられる)。

テキスト
 『悩まない&つまずかないC言語』 株式会社クロノス 米山学著(翔泳社)ISBN 4-7981-0814-6.

参考書 
 C言語には数多くの本があるが、もし入手できるのであれば、 『見てわかるC言語入門(CD-ROM付)』 BLUE BACKS 板谷雄二著(講談社) ISBN 4-06-257349-0の入手を強くお勧めする。とてもわかりやすい。

備 考
 プログラミング基礎とプログラミング演習は独立して行われるが、内容は似通っている。プログラミング基礎でC言語の文法を勉強し、プログラミング演習で応用する。しかしながら授業の進み方は一致していないので、それぞれに対して努力しなければならない。

履修前の受講が望ましい科目
 なし
 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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