科目名 |
プログラミング演習 |
担当教員 |
橘 昌良,植田 和憲 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A−WS |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
木4,木5 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 プログラムを作れるようになるために一番良い方法は,実際にプログラムを自分で作ることであり,本を読むだけとか講義を聴いただけでは難しい.このため,この講義では「プログラムを作る」という観点から,C言語の文法の解説だけでなく,実習として実際にプログラミングを行うことで,200行程度の簡単なプログラムを自力で作れるようになることを目的とする.同時に,Unixの使い方,プログラム開発のためのUnixツールの使用方法についての学習をおこなう.
講義の進め方 A-WSにおいて,講義の際に必要に応じて配布するハンドアウト資料をもとに演習課題を課し,実際にプログラミングをおこなう.なお,特に意欲のある学生については,特別に問題を出し,レポートと口頭試問により評価を行う.成績評価はレポートの評価の合計により行う.特別な問題に挑戦した学生については,それに加えて,レポートと口頭試問の結果により成績評価を行う. |
授業の詳細2 |
達成目標 C言語の基本的文法を理解し,200行程度の簡単なプログラムが作成できるようになること.Unixシステムの基本的な操作方法を習得すること.特に,コマンドラインでの操作ができるようになること. |
授業の詳細3 |
講義計画 講義は以下のように行う予定であるが,提出された課題の内容によっては調整を行うこともある.また,講義では,毎回個別の問題を扱い,自力でプログラムを作成することを目標とする. |
授業の詳細4 |
第1回 やさしい入門:講義の内容と進め方について説明,A-WSの利用方法の解説,課題レポートの提出方法の説明等を行う.その後,Unixシステムの使い方の基本に関しての解説と演習を行う.その後,プログラムのコンパイル,実行の方法,デバッグの方法とファイルシステムに関しての実習を行う.
第2回から第7回 入出力のための関数とその使い,データ型,演算子,式:変数,定数のデータ型,および,宣言の方法,各種の演算子と式の中での優先順位など, 実行の流れを制御する文,関数および関数を利用したプログラム,およびプログラムの複数ファイルへの分割方法な,基礎的な文法事項に対応した演習を行う. |
授業の詳細5 |
第8回から第15回 検索問題,整列問題,再帰呼び出し/バックトラックの演習を行った後, 再帰の考え方や,探索,整列,バックトラックを用いてパズル的な問題を解く演習を行う.プログラムの規模は小さいが,論理的な思考が要求される問題を自力で解き,プログラムを作成することを目標とする. |
授業の詳細6 |
成績評価 :
すべてのレポートが提出されていることを合格の前提とする.レポートの内容に不備のある場合は再提出を命じることがある.この場合は,レポートが再提出されない限りはレポートが提出したとは認めない.なお,レポートの提出には最終期限を設定する.提出の遅れたレポート,再提出が必要とされたレポートに関しては,この期限までに提出すること.
レポート課題とレポートの提出期限は講義中に指定する.また,期限外提出は減点の対象となる. 特に意欲のある学生については,特別に問題を出し,レポートと口頭試問により評価を行う.これはおおむねA 評価を得られると予測できる学生について行うもので,詳細については講義の中で解説を行う. |
授業の詳細7 |
AA:すべてのレポートを期限内に提出し,レポートの内容が優れたものであり,特別な問題に挑戦し,そのレポートの内容と口頭試問の結果が優秀であると認められた場合 A:すべてのレポートを期限内に提出し,レポートの内容が優れたものであった場合 B:すべてのレポートを提出し,レポートの内容が優れたものであった場合 C:すべてのレポートを最終期限までに提出した場合 |
授業の詳細8 |
テキスト: 『プログラミング言語C』,石田晴久訳(共立出版)を参考書として使用するが,必要に応じて参考資料も配付する. また,Unixに関しては『人の聞けないLinuxの使い方 基本コマンド編』,アスキー書籍編集部編 (アスキー)を参考書として扱う. |
授業の詳細9 |
履修上の注意: 多数のレポートが提出されるために生じる混乱を回避するために,レポートの提出方法,形式については講義での説明を守ること. 守らない場合は提出したとみなされない場合もあるので注意すること. |
授業の詳細10 |
備 考: この講義はワークステーション室(A-WS)のワークステーションを使用してUnix環境でプログラミングを行うことを想定したものである. 受講者は情報科学1〜3(電子)を通じてPascalでのプログラミングに親しんでいることを前提として講義を行う.
履修の前提となる科目:「コンピュータ・リテラシー(電子)」、「情報科学1〜3」(電子) 履修前の受講が望ましい科目: なし 同時に履修すべき科目「プログラミング基礎」(電子) |