科目名 |
光ネットワーク |
担当教員 |
岩下 克 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A104 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月2,木2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的(概要) インターネットにおけるブロードバンドユーザの急激な増加、さらには家庭まで広帯域な光ファイバを引き込むFTTHユーザの増加により通信トラヒックは益々増加している.このような通信トラヒックの増加に対応するため広帯域の光ネットワーク技術が重要な位置づけにある. 本講義では今まで習った光通信に関する基本的な要素、機能を組み合わせて成り立っているネットワークがどのように構築されているのか.また、システムを構築するにはどのようなことを考慮すれば良いのかを習得することを目指す.
達成目標 現在使われている光通信システムがどのような利害得失からそのようなものが用いられているかを理解し、光通信全体の特質が見渡せ、自ら光技術を用いたネットワークの構築を設計構築できることを目指す. |
授業の詳細2 |
講義計画 本講義では以下の項目について講義する. 1. 光ネットワーク講義の概要と現状 2. 光ファイバ 光通信に使われる光ファイバについて、使う立場になり考えたときにどのような特徴を持っているか学ぶ. 3. 発光・受光素子 発光素子、受光素子はどのような種類があり、どのような特徴を持っているか、それが光通信にどのように影響を与えるかについて学ぶ. 4.光通信システムの構成 光通信システムはどのような構成になっており、それぞれがどのような機能を持っているかを学ぶ. 5〜6. 光通信システムの信号対雑音比 信号対雑音比、誤り率特性の考え方について学び、実際の場合について計算する. 7. デジタル多重化技術 デジタル多重化技術、同期技術、伝送路符号などを中心に学ぶ. 8.光増幅器 光増幅器の特徴、伝送方式への適用形態について説明する. |
授業の詳細3 |
9.光ファイバ非線形 光ファイバ伝送で生じる光非線形性とその影響について説明する. 10.長距離伝送システム 光ファイバ通信システムにおける伝送距離制限について説明する. 11.イーサネットに用いられる光技術 LANを中心に使われている光技術について説明する. 12.光接続 光通信に使われているコネクタや融着接続技術について説明する 13.光アクセスシステム PONやアナログ伝送技術について説明する 14.全光ネットワーク 将来の光ネットワークについて最近の状況を説明する. 15.試験 |
授業の詳細4 |
◆ テキスト: 特に指定しない.しかし、「光通信システム」で使った『光ファイバ通信入門』,末松・伊賀著(オーム社)は持っていることを前提に講義は進める
◆参考書: 「光ファイバ通信技術」小西良弘監修(日刊工業新聞社)ISBN4-526-03734-6 「光通信」石尾秀樹著(丸善株式会社)ISBN4-621-07263-3
◆成績評価: レポート、授業中に行う小テスト、および最終テストで評価を行う C:光通信システムの基本的機能に関して理解している B:光通信システムの基本について定量的に理解している A:光通信システムに関して応用技術を含め理解している AA:基礎技術および応用技術に関して定量的に理解している
◆履修前の受講が望ましい科目 「光通信システム」については履修していることを前提に進める. 通信概論、通信処理概論、通信ネットワーク、光デバイス |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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