科目名 |
画像情報処理 |
担当教員 |
山本 真行 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A101 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 コンピュータにおける情報処理の実際を画像情報を例に学習する.ディジタル画像情報の扱い方を学ぶと共に,その解析を通じて画像情報の表現方法を学び,画像の符号化・圧縮・ノイズ・情報抽出などに関する基本的素養を身に付ける.更にその応用分野を的確に把握する.
講義の進め方 コンピュータによる画像情報処理の手法を学ぶ.基本概念を理解した後に,具体的な画像情報処理の手法として画像の符号化,色の表現,画像圧縮,画像ファイル形式について学習する.更にソフトウエアを用いた演示を通して画像処理の実際を体験しつつ,画像解析,画質改善,特徴抽出,画像認識などについても学習する.講義のまとめとして画像情報処理の応用について今後の技術発展の方向性を議論する.
達成目標 本講義を通じ次の事項を習得することを目標とする.1 画像情報がディジタル化される過程と標本化,量子化について理解している.2 コンピュータを用いた画像情報処理の手法について理解している.3 既存プログラムを用いた画像情報処理の実践ができる.4 画像情報処理の応用分野を理解している.5 色の表現法,諧調,圧縮などの概念を理解し,画像情報を多角的に理解する. |
授業の詳細2 |
講義計画 1 画像情報処理とは:コンピュータによる画像情報処理の概要を俯瞰し,本講義の学習内容についての大枠を確認する. 2〜6 画像情報処理に必要な知識:コンピュータによる画像データの取扱い方,画像のディジタル化,標本化と量子化について学習する.パソコンを用いた画像情報の基本操作について学ぶ.既存のソフトウエアを用い,視覚的に演示しつつ処理方法を学習する.学習内容の概略は以下の通りである(A.ディジタル化とは?, B.色の基礎,C.画像のディジタル化,D.画像の圧縮,E.画像のファイル形式).さらに必要に応じ実際にソフトウエアを用いた演習をA303室のパソコンを用いて行なう予定である. 7 中間試験:コンピュータにおける画像情報の取扱いについて基本的事項の習熟度を確認する. 8〜12 画像情報処理の実際:パソコンを用いた画像情報処理について学ぶ.既存のソフトウエアを用い,視覚的に演示しつつ処理方法を学習する.学習内容の概略は以下の通りである(A.ディジタル画像の取得,B.画面への出力,C.画像処理,D.画像の出力,E.カラーマッチング).さらに必要に応じ実際にソフトウエアを用いた演習をA303室のパソコンを用いて行なう予定である. 13 特徴抽出,画像認識などについて:画像データの分析による特徴抽出の手法について学習し,画像認識技術について現状と今後の課題を概観する. 14 期末試験:画像情報処理の手法とその応用に関して習熟度を確認する. 15 画像情報処理の応用と技術発展の方向性について:コンピュータによる画像情報処理の応用に関しての現状を学び,画像情報処理の技術発展の方向性について議論する.
※ 都合がつけば画像情報処理に関わる研究者を招いてのゲスト講演を行う可能性がある. ※ 本科目の演習時間は学生のみにより各自の空き時間にA303室などで行なうこととする. |
授業の詳細3 |
テキスト:『図解ディジタル画像処理入門』(全章)磯博著(産能大学出版部刊,1996)ISBN4-382-05353-6,¥2,800.
参考書:『図解雑学デジタル画像処理』山田宏尚著(ナツメ社),『画像・メディア工学』吹抜敬彦著(コロナ社),『画像処理の基礎』藤岡弘・中前幸治著(昭晃堂),『画像処理工学』末松良一・山田宏尚著(コロナ社).
成績評価:基本評価点は,中間試験40点+最終試験40点+レポート課題20点で評価し,合計60点以上を合格とする.レポート課題は講義の進捗にあわせ4〜5回の簡潔なレポート提出を求める.また講義中での建設的な意見・質問に対して10点を上限に付加する(基本評価点+付加点の上限は100点).追試験・追レポートは実施しない.出席点の加算や欠席による減点は行なわない.本科目の成績は,90点以上を(AA),80点以上を(A),70点以上を(B),60点以上を(C)とする.但し最終段階の点数の合計が(F)評価となる場合にも,通常の講義内での頑張りと目的達成への応分の努力が認められる学生に関しては(C)評価を与えるための措置を課した上で(C)とする.また上述の条件でA評価の場合に口頭試問を課してAA評価を与えることがある.
履修上の注意:講義ではWindowsパソコンと既存ソフトウエアを用いる.
備考:講義内容・進め方に対しての建設的意見を求める.また関連する幅広い視点が得られるよう他学科からの積極的な聴講を歓迎する.他学科履修生のA303室のアカウントについては臨時に用意する.
履修前の受講が望ましい科目:信号解析(かなり強く求める),音声情報処理(強く求める) |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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