科目名 |
材料評価システム |
担当教員 |
大内 雅博 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B101 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 最も一般的な建設材料であるコンクリート材料の製造,施工および耐久性の基礎を学ぶ.
講義の進め方 講義を主体とし,合間に演習を実施する.
達成目標 1.配合が与えられれば,コンクリート標準示方書施工編に記載されているコンクリートの強度および耐久性を照査できること. 2.コンクリートの収縮,およびそれによるひび割れのメカニズムを理解すること. |
授業の詳細2 |
講義計画 1.設計と評価の違い,安全係数の概念 設計と評価の違い,および照査に必須な安全係数の概念を説明する.
2.水セメント比・材齢と強度の関係 コンクリートの配合設計に必須な,セメント水比・材齢と強度との関係を説明する.
3.材料・配合と施工性 コンクリートの施工性に及ぼす各構成材料の役割,および配合が及ぼす影響を説明する.また,化学混和剤の役割を説明する.
4.セメントの成分,各種セメントや混和材料の役割 各種セメントやセメント以外の粉体材料,および化学混和剤が施工性や長期耐久性に及ぼす影響について説明する.また,セメントの各成分が強度発現や長期耐久性に及ぼす影響についても説明する.
5.材齢・温度と強度発現,発熱 打込からの時間の経過および温度がコンクリートの強度発現や発熱に及ぼす影響を説明する.
6.若材齢の材料分離と初期欠陥 コンクリートの長期耐久性に影響を及ぼす材料分離や初期欠陥について説明する.
7,8.収縮,クリープと収縮によるひび割れ 水和反応や乾燥による収縮,およびそれに伴う収縮について説明する. |
授業の詳細3 |
9.中性化 コンクリートの中性化の進行について,コンクリートの水セメント比と時間の経過の観点から説明し,その計算ができるようにする.
10,11.塩化物の侵入と鉄筋腐食 コンクリート中への塩化物の進入について,コンクリートの水セメント比と時間の経過の観点から説明し,その計算ができるようにする.
12.凍結融解 コンクリート中の空気量と凍結融解作用およびコンクリートの劣化について説明する.
13.アルカリ骨材反応 骨材中の成分,セメント中のアルカリ量と骨材の膨張との関係について説明する.
14.自己充填コンクリート 自己充填コンクリートの開発の経緯,および施工性と耐久性上の特徴を説明する.
15.最終試験 |
授業の詳細4 |
成績評価 以下の項目を試験により確認し,評価する. ◆A:上記の目標全てを,現在わが国で一般的に使用されている材料を使用したコンクリートについて達成した者. ◆B:上記の目標全てを,普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートについて達成した者. ◆C:上記の目標のうち1.を,普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートについて達成した者. ◆AA:評価基準Aの中で,例外的に優れているもの。例えば,試験の答案において必要にして十分な記述の説明を行った者。
◇テキスト:随時資料を配布する ◇参考書:「コンクリート標準示方書施工編(耐久性照査型)」(土木学会),岡村 甫他著「ハイパフォーマンスコンクリート」(技報堂出版社) ◇備 考:「土木施工管理技士」の受検資格に必要なB群の科目 ◇履修前の受講が望ましい科目:「材料実験」「コンクリート工学(材料設計システム)」 |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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