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タイトル「2009年度シラバス」、フォルダ「2009年度シラバス?社会システム工学科専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 CAD 
担当教員 重山 陽一郎 
対象学年 1年  クラス 学部:専門001 
講義室 B−WS  開講学期 2学期 
曜日・時限 月5  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の到達目標及びテーマ:
授業の目的:
この講義では、計画・設計を行う道具であり、また計画・設計内容を伝える手段でもある図面について学ぶ。まず図面を描く基本的な概念や技術を身につけ、次にCADの使い方を身につける。CAD(ComputerAidedDesign)とはコンピュータ上で図形、図面を作成するものである。従来は、図面は鉛筆を用いて手書きで作成するものだったが、現在では、コンピュータ上に架空の3次元の機械や電子基板、建築などをつくり、それを2次元の図面に展開する方法がとられるようになってきている。そのため、これからのエンジニアにとっては、CADを利用できることが必須の技術となる。

達成目標:
図学の基礎的な概念を身につける。
CADの基本的な使用方法を身につけている。

授業の概要:
授業では、まず図学の基本的な概念を手描き製図によって学ぶ。次にCADソフトの使い方を、テキスト類を参照しながらステップバイステップで学ぶ。いくつかの課題が与えられ、それを順番にこなしていくことによって、次第に学生諸君がCAD,図学のスキルを修得することを期待している。

 
授業の詳細2 授業計画
1.イントロダクション
これまでの課題の成果品の紹介を通して、本講義で学ぶ内容の概略を説明するとともに、講義目的、進め方、達成目標、成績の評価についての説明も行う。

2.比例と縮尺
エンジニアが計画・デザインするものは、巨大なものもあれば微少なものもあり、そのままの大きさでは図面にできない。ここでは縮尺と比例の概念について、実習を交えながら学ぶ。

3.図学の基礎1
立体を2次元平面に表現するためには、様々な手法がある。そのような手法の代表例として、3面図の概念と使い方について、実習を交えながら学ぶ。

4.図学の基礎2
アイソメ、アクソメ、透視図の概念と使い方について、実習を交えながら学ぶ。

5.CADと手描きの特徴
CADと手描きは、それぞれのに長所と短所があり、適切に使い分ける必要があるため、その具体例を交えながら学ぶ。

6.2次元CADの基本1
線を引く、丸や四角を描く、線や面の色を変える、寸法指定して図を描く方法などを学ぶ。

7.2次元CADの基本2
図形の移動や回転、拡大縮小、実線と点線などの描き方と使い分け方、寸法線を描く方法などを学ぶ。

8.2次元CADの基本3
レイヤの概念、他のCADソフトとのファイルの互換性、縮尺を指定して印刷する方法などを学ぶ。 
授業の詳細3 9.3次元CADの基本1
3次元CADの初期設定、各種ツールの基本的な使い方を学ぶ。
簡単な物体のモデリングを行い、3次元CADの基本的な使い方を学ぶ。

10.3次元CADの基本2
視点の設定、質感の設定、レンダリング方法を学ぶ。

11.3次元CADの基本3
3次元CADから、3面図、アクソメ、アイソメ、透視図を出力し、2次元CADで仕上げるする方法を学ぶ。

12.3次元CADの応用1
実際の現場でのモノのデザインに基づいて、設計の手順を学ぶ。
与えられた設計条件に従って、自分で自由にデザインする課題(自由課題)の説明を理解し、作業に取りかかる。
自由課題の作業に必要となる、3次元CADの複雑な操作(合体、穴あけ、変形、整列、反転、面取りなど)について学ぶ。
自由課題の制作を行う。

13. 3次元CADの応用2
自由課題の作業に必要となる、3次元CADの複雑な操作(詳細な質感の設定など)について学ぶ。
自由課題の制作を行う。

14. 3次元CADの応用3
自由課題の最後の仕上げを行い、提出する。

15. 実技試験 講評
実技試験を行う
提出された作品のいくつかを採りあげ、優れている点や改良点を指摘しながら講評する。 
授業の詳細4 テキストまたは参考書:
CADソフトのマニュアルを、講義で紹介する。

学生に対する評価:
成績は課題の成果品と実技試験の結果を総合して評価とする。

AA:図学の基礎をしっかりと理解するとともに、CADソフトを自由自在に素早く使いこなせる。頭の中にイメージ(形)があれば、手が勝手に動く。デザインの良否には悩むが、図面の描き方やCADの使い方では悩まない。
A:図学の基礎をしっかりと理解するとともに、CADソフトをスムーズに使いこなせる。複雑な操作でも、マニュアルを見なくても分かる。同種の他のソフトでも短時間で使えるようになる。
B:図学の基礎を理解するとともに、CADソフトの基本的な利用法を身につけている。基本的なことであれば、マニュアル等がなくても困らない。
C:図学の基礎や、CADソフトをを一通り経験したことがある。マニュアルを見ながらゆっくりと作業できる。
F:Cに満たない成績 
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