科目名 |
公共経済学 |
担当教員 |
那須 清吾 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B101 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月2,木2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 @経済学の基礎と、モデルや予測について勉強し、世の中を見る方法について習得する. A経済学において公共の役割がどの様に扱われているかについて勉強し、モデルや予測の妥当性や課題について検証する. B特に公共事業の扱われ方について、種々な方法について勉強し、一般的に言われている公共事業の効果や意義について検証する.
講義の進め方 講義プリント等を用いながら、PowerPointや板書を中心に講義を進める. @授業においては、講義、演習および解説を行う. ・60〜70分の講義 ・15〜20分の演習 ・5〜10分の演習解説 A宿題については、毎回課します.
達成目標 @経済学が難しいものではないことを理解すること. A社会経済がモデルで語られているが、何が正しくて何が問題として残っているのかを理解すること. B社会において様々に論じられている内容について、独自の見方が出来ること. |
授業の詳細2 |
講義計画 1.経済学とは何か? ミクロ経済学とマクロ経済学、公共経済学とは何か?、経済学とモデリング
2.消費者理論 限界効用逓減の法則、効用関数、無差別曲線、消費者の合理的行動など
3.生産者理論 生産者の合理的行動、生産関数、限界生産力、収穫逓減の法則、限界代替率など
4.需要と供給 所得と価格、消費曲線、需要関数など
5.〜6.需要と供給 価格弾力性、所得弾力性、費用関数、限界費用、需要関数と供給関数など
7.〜8.需要と供給 市場の均衡、安定条件と均衡調整過程、完全競争・不完全競争、限界費用・平均費用など
9.中間クイズ
10.不完全市場 不完全市場下の企業行動、寡占など 11.余剰 市場均衡と余剰、消費者余剰と生産者余剰など
12.政府の政策手段 間接税、補助金、関税の効果、余剰と均衡分析
13.厚生経済学 余剰と社会的厚生、パレート最適、一般均衡分析
14.厚生経済学 市場の失敗、厚生経済学の基本定理、外部性、公共財、外部経済・外部不経済など
15.国民所得決定論 国民所得の三面等価、国民所得決定モデル、乗数理論、ケインズの消費関数、政府の活動・輸出入を含むモデル、インフレギャップ、デフレギャップ、消費関数と投資関数
16.貨幣市場と財・サービス市場 貨幣の需要と供給、流動性選好と動機、貨幣市場の均衡、財・サービス市場と貨幣市場の同時均衡、財政・金融政策の効果
17.総需要と総供給 総需要曲線と総供給曲線、インフレーション、失業
18.期末クイズ |
授業の詳細3 |
テキスト: 教科書は特に指定しませんが、より深く勉強したい人の為に参考になる図書を多数推薦します。 なお、教科書を指定しない代わりに、毎回授業において必要な内容を要約した資料を配布します。 参考書: 経済辞典(有斐閣) 公共経済学の基礎(加藤寛ほか編 有斐閣) 公共経済学(麻生良文 有斐閣) 経済学検定試験(経済セミナー増刊2003年版 日本評論者) マクロ経済学(ウィリアム H.ブランソン 著 マグロウヒル好学社) 公共投資の経済学(吉野直行ほか、日本評論者) 公共投資と道路政策(長峯純一ほか) 現代経済学 ビジョンの危機(R.ハイブローナーほか、岩波書店) エンジニヤエコノミスト(栗田啓子、東京大学出版会) 知識社会と都市の発展(小林潔司ほか、森北出版) 創造性と大都市の将来(小林潔司、A.E.アンダーセン、森北出版) 空間経済学(ポール・クルーグマンほか、東洋経済) 道路投資の社会経済評価(中村英夫 編 東洋経済) |
授業の詳細4 |
成績評価: 点数は、演習・宿題の成績で50%、中間・期末クイズ合わせて50%で評価します。 演習・宿題により努力を評価し、中間・期末クイズで理解度を評価し総合点で最終評価を以下のとおり行います。
AA:90点以上 A :80点以上 B :70点以上 C :60点以上 |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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