科目名 |
ファシリティマネジメント |
担当教員 |
五艘 隆志 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B104 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
企業団体などが組織活動のために施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動のことであり、一般的にはオフィスビルといった企業の施設など、建築物を対象とされることが多い.本講義では、このような施設を対象としたファシリティーマネジメントにおいて考慮されるべき事柄を学ぶとともに、併せて橋梁などの土木構造物のマネジメントに関する知識を養うことを目的とする. |
授業の詳細2 |
講義の進め方 基本的にはスライド(コピーを配布)を用いて講義を行う.途中、小課題やレポートを課す。出席点とこれら課題点を合わせ成績評価を行う. |
授業の詳細3 |
「講義目標」 @ファシリティーマネジメント(FM)の意義と役割を理解する. AFMの流れと基本的な用語を理解する. B建築構造物の実際のFMについて知る. C土木構造物のマネジメントに関する基本的知識を得る. といったことを達成目標とする. |
授業の詳細4 |
授業の詳細2 講義計画
1.ファシリティマネジメントとは(1) FMとは、どのようなものかについて感覚的に理解する。身の回りにある施設を例に、どんな枠組みで施設ができ、運営されるかを概略説明する(計画、資金調達、建設、運営・維持管理)。 2.ファシリティマネジメントとは(2) 各企業・組織によるファシリティマネジメントの定義、アセットマネジメント、プロパティマネジメント等との関連について説明を行う。また、近年ファシリティマネジメントが導入されるようになった社会的背景を説明する。 3.ファシリティのライフサイクルコスト(1) ファシリティのコスト要因について説明する。 4.ファシリティのライフサイクルコスト(2) ライフサイクルコスト縮減の考え方を事例紹介しつつ説明する。また、環境へ配慮するライフサイクルアセスメントについても説明を行う。 5.ファシリティの財務評価(1) 投資評価法(NPV)、内部利益率法(IRR)、回収期間法(PBP)、費用便益比、投下資本利益率 等の財務評価手法の説明を行う。 6〜8.ファシリティの財務評価(2〜4) 企業会計と減価償却、固定資産税(土地・建物・設備)、都市計画税、法人税、課税評価額の説明を行い、正味現在価値法(NPV)を用いた財務評価の演習を行う。 9.新しいプロジェクト資金調達と執行システム 新しい資金調達方式:PFI, BOT等コンセッション方式の説明と事例紹介を行う。 10.マンション管理(1) マンション管理組合の業務、管理組合をサポートする組織、資格制度について説明する。 11.マンション管理(2) 下記の建築設備の概要を説明する。 (1)給水設備 (2)配水設備 (3)給湯設備 (4)電気設備 (5)浄化槽設備 (6)防音設備 (7)換気・空調設備 (8)消防設備 (9)昇降機設備 12〜13.ファシリティの非財務評価 地域と施設の関係、関連法規、施設の快適性、ワークプレイスの評価について説明を行う。 14.ファシリティの品質管理 ファシリティの品質管理に必要な基礎知識として、ヒストグラム、工程能力図、管理図について説明し、演習を行う。 15.総括 |
授業の詳細5 |
テキスト: 特になし 参考書: 総解説ファシリティーマネジメント(FM推進連絡協議会) 建物のライフサイクル計画(ロジャー フラナガン他) 土木施工管理技術テキスト(財団法人地域開発研究所) |
授業の詳細6 |
成績評価: 出席点50点+レポート課題(3回)50点 AA: 総合点で90点以上 A: 総合点で80点以上を取得したもの B: 総合点で70点以上を取得したもの C: 総合点で60点以上を取得したもの |
授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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