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タイトル「2010年度シラバス」、フォルダ「2010年度シラバス?システム工学群専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 建築史 
担当教員 渡辺 菊眞 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室 B104  開講学期 2学期 
曜日・時限 火4,金4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 ■ 授業の目的
この世にある全ての建築は、もれなく歴史を背負っています。歴史と無縁の建築はただのひとつも存在しません。建築には、それが建つ地域の自然環境、文化、他地域との交流など、先人が積み重ねて、蓄積してきたことがカタチになって刻まれています。そしてそのカタチがまた新たな建築を生み出す原動力になります。よって古今東西の建築の歴史を知るということは、先人の思想、知識、技術を引き受け、それをもとにしてさらに魅力ある建築を創造していくことにほかなりません。
 ここでは建築の歴史を、日本建築史,西洋建築史、東洋建築史,近代・現代建築史の4つに分け、建築空間の構成や、その前提となる世界観、さらには建築技術やディテールの変遷を学び,建築史の全体像を多面的に把握することを目的とします.

■授業の進め方
授業は,はじめに、日本建築史を学習し、次に、西洋建築史、東洋建築史の学習へと移行し、建築史の全体フレームをつかみます。その後、近代・現代建築史を概説し、今後あるべき建築の行方を素描します。

■達成目標
1.日本建築史の概要がわかる
2.西洋建築史の概要がわかる
3.東洋建築史の概要がわかる
4.近代・現代建築史の概要がわかる
以上を通じて,建築史を全体的な視野をもって通観できるようにする.


 
授業の詳細2 ■授業計画
1. 建築史概論
 古今東西の建築を比較しながら紹介し、建築の歴史を知ることにはどのような面白さと可能性があるかを示します。
2.日本建築史1
 古代から飛鳥・白鳳時代までの建築空間の発展史、様式変遷史を論じます。
3.日本建築史2
□奈良時代から室町時代までの建築空間の発展史、様式変遷史を論じます。
4.日本建築史3
 近世(安土桃山+江戸)の建築空間の発展史、様式変遷史を論じます。
5. 日本建築史4
 住居建築の焦点をあてて、その空間発展史を概観します。
6.西洋建築前史
 ギリシア以前の西洋建築の下地になった諸建築の特性について論じます。
7.西洋建築史1
 ギリシア、ローマの建築空間の特質と、その変遷過程を論じます。
8.西洋建築史2
 中世キリスト教世界の建築空間の特質と、その変遷過程を論じます。
9. 西洋建築史3+小レポート作成
 ルネサンス建築からバロック建築にかけての建築空間の特質と、その変遷過程を論じます。また、日本建築史、西洋建築史に関する小レポートを作成します。

 
授業の詳細3 10.東洋建築史1
 イスラム世界の建築空間の特質と、その歴史的変遷を論じます。
11. 東洋建築史2
 ヒンドゥー世界の建築空間の特質と、その歴史的変遷を論じます。
12.東洋建築史3
 イスラム世界とヒンドゥー世界の都市を比較して論じます。また、その他の注目すべき建築を紹介します。
13. 近代・現代建築史1(西洋)
 近代建築運動とその建築空間を概説し、そこから現代建築にいたる変遷を論じます。
14. 近代・現代建築史2(日本)
 明治期の西洋建築の受容から、モダニズム建築までの移行、さらにそこから現代建築にいたるまでの変遷を論じます。
15.試験
 上記で学んだ建築史の試験を行います. 
授業の詳細4 ■成績評価
講義中に作成する小レポート(40点)と試験(60点)の合計点により決まります.
◆AA:90点以上
◆A:80点以上
◆B:70点以上
◆C:60点以上
◆F:60点以下

◇ テキスト
プリントを配布します。
◇ 参考書
講義で紹介します。
◇ 備考 とくになし
 
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