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タイトル「2010年度シラバス」、フォルダ「2010年度シラバス?環境理工学群専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 地球の活動と資源形成 
担当教員 村上 雅博 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室 B106  開講学期 2学期 
曜日・時限 火4,金4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的

 地球の環境を守り、自然と調和した豊かな社会を築くためには、限られた資源に依存するエネルギー問題の現状を知り、問題解決のアプローチと改題について考察するステップが必要である。本講義は地球の資源生成と地球規模環境に関わるエネルギー資源問題に焦点をあて、基礎的な知識と理解力および問題解決につながる応用力を身に付けることを目的とする。

授業の進め方

 21世紀の人類の課題は、「エネルギー」、「食糧」、「水」にあると認識されている。特にエネルギー問題は地球環境問題と密接に裏腹に関係しており、エネルギー資源の9割以上を海外からの輸入に依存している日本にとっては問題が深い。地球の歴史、地球の活動と地下資源、地球の環境資源の3つのユニットに分けて、エネルギー資問題と地球規模環境問題に関する話題を組み入れて解説する。

 授業の各回のテーマごとに主にインターネット(Web, http::/)に掲載されているオフィシャルな環境問題に関する情報や資料から選んだテキスト(配布資料)を参考にする。当日の講義内容にかかわるキーワードを5ケ書き出し、テキストから選んだクイズ形式または穴埋め形式の問題を解く課題演習を授業の最後に行うが、それらの成果は出席と合わせて成績評価の一部に含まれる。 授業の各ユニット(1〜5)、(6〜9)、(10-〜13)ごとに3回の小テスト(毎回の授業の最後に行う穴埋め形式の知識問題演習と類似)、最後に論文テストを実施する。

達成目標

●地球資源の形成とエネルギー環境問題に関する基本的な用語と内容・意味を理解し説明できる。

●我々の社会生活に係わるエネルギー環境問題の所在を見出して課題を論理的に整理し、文章(小論文)に主張をまとめることができる。

●自身でエネルギー環境問題と人間・社会のあり方および問題点の所在や課題について考え、自分が何を出来るかを含めて問題解決のアイデアや方法および戦略を総合的に考察する力をつける。
 
授業の詳細2 授業計画

1. 地球資源序論 
本授業の目的・進め方・到達目標、評価基準、参考資料について説明する。自身がこれから学ぼうとする地球資源やエネルギー環境問題に対する所感(意見を含む)について論述した小レポートを作成する。

2. 地球紀行 (1) 
地球の生成と水と生命の惑星。生物が誕生した古生代、中生代、新生代の地層と堆積環境。生物の誕生と進化(化石)および放射性同位体元素による年代測定法。

3. 地球紀行 (2) 
海と大陸からなる地球の生成過程を説明する大陸移動説とプレートテクトニックス。

4. 地球紀行 (3) マグマ噴出および火山活動と地下資源生成のメカニズム

5. 環境科学ビデオ演習(1) 「NHK:地球大紀行」、小テスト(1)(講義1-5)

6. 地下資源 (1)
鉱物資源:鉄鉱石鉱床および非鉄鉱物資源の形成

7. 地下資源 (2) 
大気(酸素と二酸化炭素)環境と海洋の生態資源環境(サンゴ礁と石灰岩)。

8. 地下資源 (3) 
石炭・石油資源と二酸化炭素排出問題

9. 環境科学ビデオ演習(2) 「NHK:地球大紀行」、小テスト(2)、小テスト(2)(講義6-9)

10. 地球環境資源 (1) 
クリーンエネルギー:水資源と水力エネルギー開発

11. 地球環境資源 (2)
クリーンエネルギー:水の循環と地下水

12. 地球環境資源(3)
森林資源:地球の緑の保全と再生およびクリーン開発メカニズム(CDM:森林の二酸化炭素吸収)

13. 環境科学ビデオ演習(3) 「NHK:地球大紀行」、小テスト(3)(講義10-13)

14. 地球環境・エネルギー問題
資源・エネルギー問題から地球規模環境問題を考える。化石燃料から自然エネルギーの開発へ。

15. 環境科学ビデオ演習(4) 「NHK: 地球大紀行」、最終・論文テスト(講義1-15)

 
授業の詳細3 テキスト: なし

参考書:
1) 村上雅博、“水の世紀”、日経評論社、2003年
2) 蔵治光一郎編・村上雅博、“水をめぐるガバナンス”、(株)東信堂、pp.174-192, 2008年

成績評価:出席・課題演習(20%)、小テスト(30%)、・最終・論文テスト(50%)を総合(100%)して評価する. 

AA:地球資源の形成とエネルギー環境問題ついての基本的な知識レベルでの理解ができ,問題の所在を見出した上で、解決の方法にもチャレンジして自身の発想から具体的なアイデアを出し、対策の方法や戦略を示せるポテンシャルがある.
A: 地球資源の形成とエネルギー環境問題についての基本的な知識レベルでの理解ができ,問題の所在を見出した上で解決の方向性を示すことが出来るポテンシャルがある.
B: 地球資源の形成とエネルギー環境問題についての基本的な知識レベルでの理解ができている上で,問題の所在を見出すポテンシャルがある.
C: 地球資源の形成とエネルギー環境問題についての基本的な知識レベルでの理解ができている
 
授業の詳細4  
授業の詳細5  
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