科目名 |
知的資産マネジメント |
担当教員 |
松本 平八,冨澤 治,岡田 守 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K202 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月4,木4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的 】 グローバルな競争の時代を、知的資産なしで生き残るのは難しく、事業戦略にマッチした知的資産のポートフォリオを整備していくことが重要となる。 本講義では、知的資産の基礎や法制度を教えると共に、企業における知的資産マネジメントの実際を事業戦略や開発戦略との関わりを中心に講義する。
【授業の進め方】 基本的に講義形式で行う。講義は14回、内2回はビデオ教材で行い、ビデオ教材については時間内にレポート提出を課す。最後にQ末テストを実施する。
【授業の目標】 知識社会における競争優位確立のために知的資本、知的資産のマネジメントが如何に重要であるかを理解する。
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授業の詳細2 |
【授業計画】 1.知的資産概要 (松本) 人間にとって知識とは如何なるものかから始めて、知的資産の概要を説明するとともに企業経営における知的資産の位置づけを講義する。
2.知的資産経営の基本 (冨澤) 知識活用型企業は、企業の知的資本から利益を得ている企業であるという観点から このような企業を理解するための枠組みを提案し、知的資産をマネジメントするシステムがどのようなものであるか議論する。
3.知識社会と知識経営 (松本) 情報化社会から知識社会への変遷に伴って知識経営の重要性が増していくことを説明し、知識経営に至る考え方の変遷を解説する。 4.知的資産と価値 (冨澤) イノベーション(利益に転換することのできる知識)と企業にとっての価値とを 関連付けるために、知的資本によって得られる価値について解説する。
5.知識経営@ (松本) 知識経営の考え方や進め方を具体的事例も含めて解説する。 |
授業の詳細3 |
6. 産業財産権 (岡田) 産業財産権,著作権,不正競争防止法に基づく権利には,どのような実体がなければならないのかという実体的要件について理解する.さらに,産業財産権,著作権,不正競争防止法に基づく権利について,どのような手続きを踏まなければならないのかという手続き的要件について理解する. 7. 産業財産権各論 (岡田) 特許,実用新案,商標,意匠について理解を深めるとともに,出願,審査請求,拒絶理由通知に対する対応など,知的資産を権利化するための手続きについて解説する. 8. 産業財産権を巡る諸問題 (岡田) 知的財産権が絡んだ経済紛争問題を取り上げ,世界経済の大きな流れの中でプロパテント,アンチパテントの問題を解説し,米国の知的財産戦略を例にして知的財産権の理解を深める.また,知的財産権に関し新聞,テレビを通して多くの報道があり,知的財産権の問題が自分の身の回りにあることを理解する. 9. コピー機の特許戦争(ビデオ教材使用)(岡田) レポート課題有り 10.人体特許(ビデオ教材使用) (岡田) レポート課題有り |
授業の詳細4 |
11. 知識経営A (松本) 知識経営の考え方や進め方を具体的事例も含めて解説する。
12. 開発戦略と知的資産 (松本) 企業経営における知的資産の活用方法を具体的に解説するとともに、我が国の研究開発の実態と問題点を議論する。
13. 競争力と無形資産 (冨澤) 知識社会の到来により、企業経営における無形資産の重要性が高まる中で、無形資産価値の戦略的活用はどうあるべきかの議論を行う。 14. 見えない資産のマネジメント (冨澤) 見えない資産の取り込みと育成、技術移転のマネジメントを事例を交えて考察する。 15. Q末テスト(冨澤担当+松本担当分) (冨澤) |
授業の詳細5 |
【成績評価】 出席 30% レポート課題 30%、 Q末テスト40%の総合点で判定する。 100点満点で 90点以上 AA 80点以上90点未満 A 70点以上80点未満 B 60点以上70点未満 C
【その他】 テキスト 教材のプリントは授業中に配布する |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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