科目名 |
起業マーケティング |
担当教員 |
冨澤 治 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B107 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火4,金4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 「マーケティングとは何か」の基礎一般理論を学習すると同時に新事業創造のプロセスにおけるマーケティング活動の位置づけを理解する。
【授業の進め方】 講義形式で実施する。授業は講義13回で各回の終わりに復習のための簡単な筆記式クイズを出題する。テストは筆記式中間テスト(教材持ち込み可)と、選択式Q末テスト(教材持ち込み不可)から構成される。
【授業の概要】 マーケティングとは,顧客のニーズと欲求を見極め,自社が最大限の力を発揮できる標的市場を特定し,その市場に最もふさわしい製品,サービス,そしてプログラムを設計する事業活動のことである. その意味で,経営とは基本的にはマーケティングを行うことであって,マーケティングを企業の一機能と考えず,企業活動の全部を包括的に見ることだと言える.マーケティングの歴史、定義、重要性や役割と現在までの変遷、将来の展望と起業の関係の一般論を講義し、その後ハイテクベンチャーの経営に関連する具体的な技術マーケッティング,価値創造について講義を行う。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 1.マーケティングとイノベーション 授業の目的、何を学ぶか?を明確にした上、企業家の2つの基本機能としてのマーケティングとイノベーションについて述べる。
2.マーケティングとは何か マーケティングの基本的な概念,すなわち「製品中心でなく、顧客中心である」という考え方について学ぶ。
3.マーケティング・プロセスとマーケティング・ミックス マーケティングのツールでもある4Pと呼ばれるマーケティング・ミックスの製品、価格、流通、プロモーションについて議論する。
4.消費者市場と生産財市場 消費者市場における消費者の行動モデル、企業購買者の購買行動、購買プロセス等を学ぶ。
5.市場の細分化とターゲット・マーケティング 市場攻略の手法として市場のセグメント化、特定セグメントをターゲットとする考え方を紹介する。
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授業の詳細3 |
6.製品戦略 製品は単に目に見える特徴の組合せ以上のものである。「製品の中核」、「製品の実体」、「製品の付随機能」の3つのレベルからなると考えられる。ブランド戦略、サービスの本質を含めた製品戦略一般について理解する。
7.新製品開発 アイデアから事業化までのプロセスを学ぶ
8. 中間テスト
9. 流通チャネルと物流マネージメント 流通チャネルの役目、機能からはじめ、垂直的マーケッティングシステム,水平的マーケティングシステム等の流通チャネルの課題を論ずる.
10. コミュニケーション戦略 消費者と生産者を結び付ける広告、販促、広報のあり方、プッシュ・プルの対比分析、マス・マーケティングとワン・トゥ・ワン・マーケティングの課題を議論する。
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授業の詳細4 |
11. カスタマー・ロイヤルティ経営 新規顧客獲得に加えて、既存の顧客を保持し、ロイヤルティの高い顧客を増やすことが大事になってきた。ここではサービス企業のマーケティング戦略の観点からカスタマー・ロイヤルティの課題を議論する。
12. 技術とマーケティング ハイテク企業における技術とマーケティングの関わりについて特にその境界領域の扱いを論ずる.潜在的或いは顕在する顧客ニーズに対して企業が如何に対応すべきか実例に基づいた議論を行う.
13. プロダクト・マネージメントとMRD (Marketing Requirement Document) 戦略的マーケッテイング活動のアウトプットは市場が何を求めているかを明確に定義したMRD (Marketing Requirement Document)を創造することにある。これは開発部門に対する指示であると同時に事業化の基本的なシナリオを示すものでもある。ここではMRDとは何かを解説するとともにその役割を担うプロダクト・マネージメントについて述べる.
14. ハイテクマーケティングの課題 テクノロジーライフサイクルに焦点を当て,ハイテク・マーケティングモデルについて議論する.またシリコンバレーのあるベンチャーにおける新製品開発事例を紹介する。
15. Q末テスト |
授業の詳細5 |
成績評価: @出席30%、 A中間試験30%、BQ末試験40%の3点を合わせた総合得点で成績評価を行う。 AA: 90点以上 A: 80点以上−90点未満 B: 70点以上−80点未満 C: 60点以上−70点未満 F: 60点未満
テキスト: 教材を当日配布 参考書: コトラー 「コトラーのマーケティング入門」ピアソン・エデュケーション、1999年 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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