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タイトル「2010年度シラバス」、フォルダ「2010年度シラバス?大学院 専門領域科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 固体物性論 
担当教員 谷脇 雅文 
対象学年 1年,2年  クラス 院:専門001 
講義室 B105  開講学期 1学期 
曜日・時限 月1,木1  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1  講義の目的
  
  固体物性論は、電子論を基盤として展開されるが、この講義では、熱力学を主軸として固体論をとりあつかう。

 講義の進め方
  
   セミナー形式、 

 達成目標
  
  熱力学の正しい理解と固体反応・物理への応用力をやしなう 
授業の詳細2 講義計画
  

1)熱力学第一法則
2)熱力学第二法則と自由エネルギー
3)エントロピーの統計
4)熱力学第三法則
5)熱力学的性質と物理的性質
6)不均一系
7)溶体
8)溶体の問題に対する準化学的方法
9)平衡
10)2成分系の自由エネルギー
11)界面の熱力学
12)結晶欠陥
13)元素結晶の欠陥
14)化合物結晶の欠陥 
授業の詳細3 (熱・統計力学)

9. 熱力学
熱力学の復習を行う.特に温度の定義、熱力学第一法則、第二法則、エントロピーの概念と、熱力学の枠組みを再確認しておこう.

10. 量子統計の方法
量子統計でつかわれる数学的方法は、場合の数である.順列・組み合わせを見直しておこう.そして、統計力学の前提となるアプリオリ等確率の原理を学ぶとともに、エネルギー状態、微視的状態、巨視的状態の定義を行う.

11. 量子統計
粒数およびエネルギー状態数が小さい場合について、実際に各種の統計を行って、巨視的状態を求めてみる.一つの状態をとる粒子数に制限が無い場合をボーズ=アインシュタインの統計、粒子数が1個の場合をフェルミ=ディラックの統計と言う.

12. エントロピーの統計的解釈
熱力学で定義されたエントロピーを統計力学の立場から解釈する.

13. 14. 分布関数
量子統計の結果を、粒子数が大きい場合に拡張する.エントロピー最大を与える巨視的状態を、ラグランジュの未定定数法を用いて求める.ここで求めた結果と量子論から、いわゆる電子論の骨格ができる.

15.試験
 
授業の詳細4 備考:数学、物理学(力学、熱力学)は履修しておいて欲しい.

テキスト: 固体の熱力学(Swalin著、コロナ社)
参考書:「熱力学・統計力学」シアーズ・サリンジャー著、堂山昌男訳(共立出版)
 
授業の詳細5  
授業の詳細6  
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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