科目名 |
ネットワークアーキテクチャ論 |
担当教員 |
島村 和典 |
対象学年 |
1年,2年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
A108 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月2,木2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義目標及び講義概
情報通信ネットワークは情報処理機構と情報共有のための転送機構とが有機複合した集積体である。この有機複合の形態であるアーキテクチャについて、集積
体への要求条件と機構実現技術との整合をどう解決することが、さらに高速のネットワーク実現につながるかを論ずる。 |
授業の詳細2 |
講義計
1.ネットワークアーキテクチャ
ネットワーク部品を階層化・部品化し、機能部品とそれらの間のインタフェースを規定するシステム参照モデルについて理解する。
2.ネットワークアーキテクチャの全体像
ネットワークアーキテクチャを考える上での5つの条件、サービスアーキテクチャ、OAMアプリケーションアーキテクチャ、機能アーキテクチャ、ソフトウェアシステムアーキテ
クチャ、ネットワークシステムアーキテクチャ、ノードシステムアーキテクチャなどさまざまなアーキテクチャの体系を理解する。
3.機能アーキテクチャ1
ネットワーク機能の機能部品化とオブジェクト指向概念について理解を深める。
4.機能アーキテクチャ2
オブジェクト指向概念の具体化と機能アーキテクチャの具体化の手法を理解する。
5.ソフトウェアシステムプラットフォーム
ソフトウェアプラットフォームの必要性とソフトウェアインターフェースの統一方法を学習し、通信システム用リアルタイム OS
インターフェースとマルチベンダーインテグレーションアーキテクチャとを理解する。
6.ソフトウェアプラットフォームの具体例
通信網分散処理プラットフォームを理解し、INA/ROSA/TINA 等の規定するソフトウェアプラットフォームを研究する。
7.ネットワーク伝達レイヤアーキテクチャ
通信網の伝達レイヤにおけるアーキテクチャ要素を考察した後、SDH 伝達網のモデルの理解にいたる。
8.ネットワークノード間インターフェース
世界統一ハイアラーキと B-ISDN の標準化の要点を理解した後、SDH と ATM との技術統合法やNインターフェースプロトコル構造を理解する。 |
授業の詳細3 |
9.ノードシステムアーキテクチャ1
モジュール化原則と装置化の問題点を考察した後、ノードシステムアーキテクチャ標準参照モデルについて理解を深める。
10.ノードシステムアーキテクチャ2
Mインターフェースプロトコルの基本構造について理解し、STM型IMLやATM型IML等のモジュール間結合機構について議論する。
11.ネットワーク OAM アーキテクチャ
OAM アーキテクチャから見た情報通信ネットワークのとらえ方につき議論する。
12.OAM 機能モデル
OAM 機能配備の基本概念と機能参照モデルを理解し、OAM 機能配備例について議論する。
13.ノード OAM とビルトイン OAM
ノード OAM およびビルトイン OAM について、機能の特徴と機能分類について理解を深める。
14.超高速ディジタル通信システムのネットワークアーキテクチャ例
最新の超高速ディジタル通信システムを研究論文から例にとり、その機能階層構造について評価議論を行う。
15.試験 |
授業の詳細4 |
◆テキスト: ノ−ト講義とする.
◆参 考 書: 『ネットワークアーキテクチャ』,井上・星・佐藤・吉開・宮岸(オーム社,1994)
◆成績評価: 試験、出席状況、レポートの完成状況から総合的に判断して評価する。
◆備 考: |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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