科目名 |
社会システムマネジメント論 |
担当教員 |
渡邊 法美 |
対象学年 |
1年,2年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
B108 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的 】 社会システム(インフラストラクチャーシステム)の経営(マネジメント)論に関する理解を深めることを目的とする。講義は三部から構成される。第一部では、インフラストラクチャーシステムと公共性について議論する。第二部では、インフラストラクチャーシステムの具体的マネジメント手法であるリスクマネジメント、コストマネジメント、調達マネジメント、リーダーシップに着目し、その基礎理論と実践を学ぶ。第三部では、各グループによる公共性に関する課題研究の発表を行う。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 I. インフラストラクチャーシステム(インフラシステム)と公共性 1. オリエンテーション 通行規制に関する事例研究を取り上げ、公と私とのバランスのとり方、公共の創り方について話し合う。 2-3. インフラ整備における公共性 日本の旧来のインフラ整備における公共性の特徴を明らかにした上で、現在日本各地で芽生えつつある新しい公共性について概説する。 4-5. 持続可能な発展とNPOの役割 現在、急速に増加しつつあるNPO運営の現状と課題を整理し、NPOの意義・役割を再確認した上で、さらなる発展の条件を議論する。 6. インフラシステムマネジメント論とは何か? インフラ整備に問われている問題は、@何を整備すべきか?Aどう整備すべきか?という2つの問題に大別される。それらのあり方を検討するために、a)建設技術者が関与すべき範囲をインフラシステムとして定義し、b)システムの入出力と評価指標を明らかにし、c)システムのグランドデザインとマネジメントのあり方の基本方針を検討すること、が有益であることを示す。 |
授業の詳細3 |
II.インフラストラクチャーシステムのマネジメント手法の一例 7-8. プロジェクトリスクマネジメント リスクマネジメントの考え方とそのプロジェクトマネジメントへの適用方法について概説しつつ、 実践的な演習を行う。具体的には、社会資本整備事業のリスクマネジメントの手法を概観し、リスクを定量的に試算するリスクマネジメントプロセスについて検討する。 9. コストマネジメントの一例 日本の公共工事費は諸外国と比較して高いのではないかとの批判がある。幾つかの事例調査を通し て、その真偽を検証する。また、工事の発注規模の大型化、発注時期の平準化、資材価格の低減によって、どの程度コスト縮減が図られるのかを定量的に検討する。 10-12. 公共工事の調達マネジメントについて 官製談合防止法が制定され、また現在独占禁止法の罰則を強化する改正案も検討されており、わが 国の公共工事入札をめぐる環境は大きく変化しつつある。しかし、公共工事の受注調整(談合)は100年来未解決の「難問」である。従来の学説を体系的に整理し、この「難問」を解決するための方策を議論する。その後、公共工事の入札・契約方式の変革の現状と課題を整理し、さらなる変革の方向性を検討する。 13. リーダーシップについて 新しいリーダーシップ論を紹介するとともに、その実践例について検討する。
III. グループ研究課題 14-15. グループ課題発表 |
授業の詳細4 |
・教科書: 『私のだいじな場所』、ハンズ・オン埼玉発行、2005
・参考図書: 『日本の建設産業』,金本良嗣編(日本経済新聞社) 『建設マネジメント原論』,國島正彦・庄子幹雄編著(山海堂)
・成績評価:レポート |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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