科目名 |
ライフサイクルアセスメント |
担当教員 |
門馬 義雄 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的
我々の日常生活は多種多様な製品やサービスを利用することによって成立しているが、それらの製品やサービスを生産、使用、廃棄することで、天然資源を消費し、環境へ排気ガスや廃棄物などの負荷物を排出している.21世紀の人類は環境・エネルギー、そして資源枯渇という地球環境問題に直面している。地球環境の問題は極めて複雑で、科学技術や施策ばかりでなく、人々のライフスタイルにまで影響を与えている.今後の人間社会の持続的な発展を考えると、消費と排出を削減する必要があり、我々の人間活動が地球環境に与える影響を正しく把握することが必要である.本講義では、地球環境に与える影響を定量的に評価する手法であるライフサイクルアセスメント(Life-Cycle Assessment)の手法や適用方法を学ぶものである. |
授業の詳細2 |
講義の進め方 配布プリントによる説明、パソコンによるデモ、演習などを行う.
達成目標 ライフサイクルアセスメントの基本概念を理解し、地球環境問題を広い視野で考察できる力をつける.そのために地球環境問題、環境負荷の評価、製品やサービスのLCA事例、環境効率、エコデザインの基本的な理解を身につける. |
授業の詳細3 |
講義計画 1. 講義概要、地球環境問題-1 2. 地球環境問題-2 3. ライフサイクルアセスメントの一般的な概念 4. 目的と範囲の設定、インベントリ分析1(簡単な方法) 5. インベントリ分析2 データの作成方法(配分、カットオフ) 6. インベントリ分析3 ソフトによる計算方法 7. インパクト分析1 インパクトカテゴリーについて 8. インパクト分析2 統合評価について 9. ケーススタディー1(自動車の事例) 10. ケーススタディー2(発電技術) 11. ケーススタディー3(廃棄物処理) 12. ライフサイクルアセスメントの実施演習1 13. ライフサイクルアセスメントの実施演習2 14. ライフサイクルアセスメントの環境効率への適用 15. 持続可能な社会構築のために、講義のまとめ |
授業の詳細4 |
教科書 配付資料により講義 参考書 1) 三菱総研「環境問題Q&A50」、日本経済新聞出版社(2010)、ISBN978-4-532-31655-6、\1575 2) 武田邦彦「環境問題はなぜウソがまかり通るのか1・2・3」、洋泉社(2007・2008) 3) 武田邦彦「偽善エコロジー」、幻冬舎新書 \777 4) 武田邦彦「偽善エネルギー」、幻冬舎新書 \798 5) 伊坪徳宏・田原聖隆・成田暢彦「LCA概論」、産業環境管理協会(1998)、ISBN978-4-86240-019-2、\3,990 6) 足立芳寛・松野泰也・醍醐市朗・滝口博明「環境システム工学」、東京大学出版会(2004)、ISBN4-13-062808-9 7) 稲葉 修「LCAの実務」、産業環境管理協会(2005)IBSN978-914953-95-9, \3,990 8) 伊坪徳宏・稲葉 敦「LIME2 意志決定を支援する環境影響評価手法」、産業環境管理協会(2010)\5,250 9) 「IPCC第4次報告書」気象庁(2008) http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/index.html 10) 「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック」、環境省(2009) |
授業の詳細5 |
成績評価 出席とレポート(70%)、小テスト(30%) <成績評価の基準> AA:特に優れた成績を示したもの A :優れた成績を示したもの B :良好と認められる成績を示したもの C :合格と認められる成績を示したもの F :不合格 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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