科目名 |
エネルギー工学2 |
担当教員 |
両角 仁夫 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A113 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 2年次に開講したエネルギー工学1に引き続き、本講義では、化石燃料の燃焼とその排出物の基礎、各種エネルギー変換装置の原理と設計法、冷凍サイクルと調湿操作の原理と設計法、自然エネルギーの概要について学び、エネルギーに関連する諸問題について理解を深める。 |
授業の詳細2 |
【授業の進め方】 ○まず、化石燃料の燃焼とその排出物に関する基礎を学び、燃焼装置の設計において不可欠となる燃焼計算の意義とその方法を理解する。 ○エネルギー変換の基礎ならびに内燃機関の原理を学び、熱効率などの計算方法を学ぶ。 ○冷凍サイクルや調湿操作の原理と設計法を学ぶ。 ○自然エネルギーの基礎とその利用方法について学ぶ。 ○この授業は、14回の講義と1回の期末試験からなる。また、毎回の講義に出された課題に対してレポートを提出する。レポートの結果は成績評価に用いる。 |
授業の詳細3 |
【達成目標】 1.化石燃料の燃焼現象と燃焼排出物を学び、燃焼計算を解くことができる。 2.内燃機関やの原理を説明することができ、計算問題を解くことができる。 3.冷凍サイクルの原理を説明することができ、計算問題を解くことができる。 4.湿り空気線図を用いて調湿操作を説明することができ、計算問題を解くことができる。 5.自然エネルギーの種類と現状について理解している。 |
授業の詳細4 |
【授業計画】 1.講義内容の説明、概論 本講義の目的、内容、評価方法について説明する。さらに、本講義の導入として、エネルギーを取り巻く現状と環境問題について概説する。
2−4.化石燃料と燃焼排出物 化石燃料の燃焼現象の基礎ならびに燃焼によって発生する大気汚染物質の生成機構とその防止方法について学ぶ。さらに、燃焼計算の意義を理解し、その計算方法を習得する。
5−9.エネルギー変換 工業的に用いられている内燃機関(オットーサイクル、ディーゼルサイクル、ブレイトンサイクル)の原理を学び、理論熱効率や出力動力の求め方を学ぶ。さらに、発電システムの基礎について学ぶ。
10−12.冷凍サイクルおよび調湿操作 仕事を与えることにより低温熱源から高温熱源へと熱を移動させる冷凍サイクルの基本概念を理解し、性能評価に用いられる成績係数の求め方を学ぶ。さらに、湿り空気の性質を理解し、調湿操作の原理と空調機器の設計方法を学ぶ。
13−14.自然エネルギー クリーンなエネルギー源として注目されている自然エネルギーの実用例について紹介することにより,自然エネルギーに関する知識を深める.
15.定期試験 本講義の達成目標1−5に到達しているかどうか、試験によって確認する。 |
授業の詳細5 |
【成績評価】 14回の講義のうち9回以上出席し、さらに期末試験を受けた者に対してレポートと期末試験の結果に基づき、以下の基準で評価する。成績評価におけるレポートと期末試験の比重は3:7とする。
AA すべての達成目標に到達し、応用問題を解くことができる。 A 達成目標に十分に満たしている。 B 達成目標に概ね到達している。 C 達成目標に到達できるだけの知識を習得している。 |
授業の詳細6 |
【テキスト】 本講義では、特定の教科書は使用しない。参考書をいくつか紹介する。必要に応じて、講義時間中にプリントを配布する。
【参考書】 『JSMEテキストシリーズ 熱力学』日本機械学会編、丸善 『例題でわかる工業熱力学』平田哲夫、田中誠、熊野寛之共著、森北出版社 『図説 基礎熱力学』Yunus A Cengel、Michael A. Boles共著、オーム社 『図説 応用熱力学』Yunus A Cengel、Michael A. Boles共著、オーム社 |
授業の詳細7 |
【履修前提科目】 エネルギー工学1 |
授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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